サッポロB「乳酸菌のアルコール性肝障害抑制効果」発見

      執筆者:編集部

サッポロビールはこのほど、乳酸菌「SBL88乳酸菌」に肝機能改善効果があることを、アルコール性肝障害モデルマウスの試験で世界で初めて発見。また、高後裕旭川医科大学教授と共同では、飲酒が習慣化しているヒトを対象にした試験でも、同乳酸菌にアルコール性肝障害予備軍のrーGTP上昇抑制効果があることを実証した。ヒト試験では、rーGTPが高いヒト45人を2グループに分け、1グループは「SBL88乳酸菌」を400億個含んだカプセルを1日1回摂取しながら、毎日飲酒する生活を送り、もう1グループは、同乳酸菌を使用せずに同様の飲酒生活を送った。その結果、「SBL88乳酸菌」を摂取しないグループは、1カ月後のrーGTPが約10IU/L上昇したのに対して、同乳酸菌を摂取しなかったグループは、14IU/L減少し、かつ血清中の中性脂肪が低下することが分かった。