【3月号】小金井市青年会議所第678回定例会で「大人の食育講座」

      執筆者:編集部2

3月15日(木)、東京都小金井市青年会議所の働き盛りの男性30名ほどの皆様に、食育講座を行った。

事前に、担当の方との打ち合わせで、「大人の食育講座」として、3部構成とさせていただいた。

1部は、子供たちに行っている「食育の授業」が知りたいとの要望から「~たのしく・おいしく・おもしろい食育~江戸東京野菜について」として小学校で話した内容と同じ話をさせていただいた。野菜の花のクイズなども盛り込み、野菜の命のサイクルの話を経て、江戸東京野菜についての解説や伝統野菜を食べることの意義などについて話した。

さすがに、花をめでる機会の少ない男性には、野菜の花のクイズは難しいようであったが、十分楽しんでいただいたようだ。また、江戸東京野菜についても、種類の多さに驚かれた。

2部は、「食べ物に好き嫌い(嗜好)ができるメカニズムを知ろう!~おいしく食べる秘訣~」として、乳幼児期から学童期までが、嗜好の発達に重要な時期であること、「食べる」行為は、五感を使って行う行為なので、食環境もとても重要であるなどの話をさせていただき、普段仕事の関係で、家族と夕食を共にできないお父さん方は、考え深いものがあるようであった。

3部は、「うま味体験」と「大根の食べ比べ」を行った。

うま味体験では、かつおぶしと昆布を実際に手作りしたものと、市販の出汁との飲み比べをしていただいた。「どちらが、おいしいですか?」の問いに、ほぼ半数ずつの手が挙がり、それぞれ周りの方との会話が盛り上がっていた。

また、大根の食べ比べは、亀戸大根と一般流通の青首大根を生で食べ比べしていただいた。

生での食べ比べも初めての方が多く、非常に盛り上がった。それぞれの大根の特徴を、五感を使って体験していただけた。

今回ご紹介する江戸東京野菜料理は、伝統小松菜を使った「伝統小松菜のおやき」です。

●伝統小松菜のおやき● 

<材料> 作りやすい分量

・伝統小松菜300g ・ごま油大さじ2 ・酒大さじ1 

・醤油大さじ1.5 ・かつお節3g 

・中力粉300g(または、薄力粉150g+強力粉150g)

・サラダ油大さじ1.5 ・塩少々 ・お湯カップ1 弱 ・片栗粉適宜

<作り方>

1. 伝統小松菜は、細かく刻んでごま油で炒め、酒・醤油で味付けをし、かつお節を加え、冷まして10等分する。

2.ボウルに中力粉・サラダ油・塩・お湯を入れて良くこねる。

3.ラップを敷いたところに打ち粉をして、棒状に成形してラップで包んで30分以上ねかせる。

4.10等分し、平たく伸ばした中に1の具を入れて包み、10~15分蒸し器で蒸す。

 

☆酒井文子の江戸東京野菜レシピバックナンバーは、                                                こちら→https://fv1.jp/blog_sakai/backnumber.html

大竹道茂江戸東京野菜ネットは、                                                               こちら→https://fv1.jp/chomei_blog/?author=5  

☆江戸東京野菜通信「大竹道茂の伝統野菜に関する情報」は、                                          こちら→ http://edoyasai.sblo.jp/ 

☆ NPO法人日本食育ランドスケープ協会「心と体にやさしい野菜アレンジ」
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