「健康長寿のクリルオイル普及協議会」発足

      執筆者:編集部

クリルオイルの健全な発展と普及啓発をはかるため、学術関係者、関連企業が協同し「クリルオイル普及協議会」(代表発起人・東京海洋大学特任教受 矢澤一良)を10月に設立した。クリルオイルは、近年、健康長寿の延伸に寄与する成分として注目を集めている天然の油脂素材、オメガ3系脂肪酸、リン脂質、アスタキサンチンを含有するもので、特にリン脂質結合型のEPA・DHAを豊富に含んでおり、それらは魚油由来オメガ3系脂肪酸(トリグリセライド型)に比べて人体への吸収性が高いことがわかっている。現在、世界各国でサプリメントとして広く普及しており、脳機能、関節 (抗炎症)、肝機能、抗メタボなど、生体に対する様々な生理機能効果が報告されているが、日本ではクリルオイルの機能陛や素材特性などに関する認知・理解が十分進んでいないのが現状。「クリルオイル普及協議会」設立の目的は、クリルオイルについての科学技術的知識の蓄積を図り、広く業界関係者や国民の理解を得るための普及啓発活動を通じて、国民の健康維持・増進に寄与し、ひいては、関連産業の健全な発展に資すること。また、健康食品の機能,牲表示の制度化が検討される中、製品表示のあり方や品質等についても情報を提供・共有化していく。今後、同協議会ではクリルオイルの優位性の啓発と関連産業の健全な発展のため、その機能などに関する各種講演会の開催、国内外の研究者との意見交換活動などを実施していく予定。所在地静岡県富士宮市大岩533-2 事務局 蒲田、電話0544-28-5731、FAX0544-25-7744。