牛丼大手3社、増税に伴い並盛280円に異変
執筆者:編集部2
4月1日より消費税率が8%にアップしたのに伴い、丼物のファストフード代表である牛丼業界でも、価格改定が行われた。特に牛丼大手3社、吉野家、松屋、すき家では、今まで並盛り280円(税込)と価格が横ばいだったが、税率アップと共に価格設定に大きな差が生まれた。吉野家では、価格を20円増しの税込300円に設定。その分牛肉やタマネギなどの品質を向上させる。松屋は、ほぼ増税分の10円増し、税込290円に設定。そして、すき家は、本体価格250円、税込270円と、事実上の10円値下げに踏み切った。同値下げにより、4月からの消費者の買い控え・顧客減を、低価格志向の顧客を取り込み、顧客増を図ることで売上確保を狙う。この3社の値段格差が、今後どのように命運を分けるのか、動向が注目される。