【5月号】 練馬区が冊子 “練馬の伝統野菜「練馬大根」 練馬大根の「知りたい」がここに” を発行した。

      執筆者:auc_shonin

江戸東京の伝統野菜、中でも尾張から取り寄せた大根のタネは、練馬の風土で独特の大型大根が生まれた。それが練馬大根で、江戸土産としてそのタネは全国各地に持ち帰られ、新たな地で新たな食文化を生み出した。
練馬区では、郷土の伝統野菜「練馬大根」の冊子をこのほど発行した。
“練馬の伝統野菜「練馬大根」 練馬大根の「知りたい」がここに” がその冊子だ。

練馬区では、都市農業が持つ歴史文化伝承機能を活かすとともに、地場農産物のブランド化を進めるため、練馬の伝統的な産物である「練馬大根」の歴史から栽培、加工、楽しみ方まで「練馬大根」にまつわる様々な事柄をまとめた。としている。

表紙をクリックすると練馬区のHPにリンクする。
本冊子については、区民情報ひろば(練馬区役所東庁舎3階)および石神井公園ふるさと文化館(石神井町5-12-16)において1冊900円で売っている。
お問い合わせ、区民生活事業本部産業経済部 都市農業課農業振興係 
電 話 03-5984-1403(直通)FAX 03-3993-1451

江戸の食文化の中で、練馬大根をはじめとする江戸野菜の果たした役割は大きく、産地であった、板橋区、荒川区、豊島区では、郷土資料館などで特別展が開催され、図録が発行されている。

    表紙をクリックする

板橋区立郷土資料館で開かれた「江戸東京の四季菜」の図録には、練馬大根を中心に、四季菜、商品作物・漬物文化が発達したいきさつから、発展の経過が掲載されている。
この図録(A4版88頁 )は、まだ、在庫もあるところもあるようだ。
板橋区立郷土資料館 03-5998-0081

平成18年度 荒川区ふるさと文化館企画展「あらかわとお野菜 都市とお野菜」の図録(A4版60頁 )にも、練馬大根が掲載されていて、滝野川人参、滝野川牛蒡に次いで、荒川特産だった汐入大根、荒木田大根の二年子大根と、三河島菜なども掲載されている。
荒川区立荒川ふるさと文化館 03-3807-9234

平成20年度 豊島区立郷土資料館企画展「一粒入魂」~日本の農業をささえた種子屋
の図録( A4版30頁 )。
巣鴨(豊島区 )から、滝野川(北区 )を通って板橋に続く中山道には、種屋が集まり種子屋街道の異名をがついた。
江戸時代、種子屋街道では、練馬大根の他、滝野川人参、滝野川牛蒡、三河島菜などの種子が売られた。
豊島区立郷土資料館 03-3980-2351

「練馬の伝統野菜「練馬大根」 練馬大根の「知りたい」がここに」は、江戸東京野菜通信でも紹介している。

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