鮮客萬来(人間交流の社交場) {一夜}

      2016/08/23   執筆者:編集部

小生が記者時代に取材し、勉強させて貰った数々の店を紹介、そのオーナーの生き様やポリシー、仕事観、家族観、社会観の教訓を生かし、新たな方向性を示す意味から外食業界に携わる後輩への助言としていきたい。また、数多くの外食ユーザーの社長、会長、料理長の仕事一途の人生観・座右の銘を『外食交友語録』の切り口で公表、日本の外食産業を作った人々を紹介していきたい。

《外食交友語録》~仕事一途の人生観~  (肩書は当時のまま)

①日本マクドナルド 〈藤田 田社長〉

「一強百弱は世の常、寡占化は資本主義の宿命。勝てば官軍、負ければ賊軍となる。」

「ファストフードの雄として、今から30年経ったら日本人女性の髪の毛を茶色にし、売り上げは5000億円を達成する。この目標で前進の指揮をとっていく。」(昭和50年代)

②日本ケンタッキー・フライド・チキン 〈富田昭平社長〉

「フライド・チキンは、若い時に大いに食べてほしい。坂本さん、商売は別として60歳を過ぎたら好みにもよるけど、やっぱり焼き鳥と焼きおにぎりがちょうどいいね。」

③モスフードサービス 〈櫻田 慧社長〉

「繁盛店は、みな路地裏の小さな店のパパママストアだ。それらは店づくりが良く、雰囲気が良く、サービスが良く、特に商品が良い。この日本流の商売繁盛の秘訣を導入しよう。我々には資金がないから、一等地に出店することは出来ない。敢えて二等地、三等地を選び、その小さい店で格別においしい商品をいい雰囲気で提供しようじゃないか。」