鮮客萬来(人間交流の社交場) {三夜}

      2016/09/30   執筆者:編集部

《外食交友語録》~仕事一途の人生観~  (肩書は当時のまま)

⑨叙々苑〈新井 泰道社長〉

「コック当時は先輩からいろいろと教えてもらった。また先輩の技術を盗んで自分のオリジナルにした。その時に体で覚えたことが、今生きている。とにかく"やるっきゃない"、この姿勢を貫くことだ。将来、叙々苑は『焼肉界のエルメス』を目指していく。」

⑩つぼ八〈石井 誠二社長〉

「力のある人も力のない人も全員共通のことが一つだけある。一日24時間はすべての人に平等にある、ということ。時間は、これから使う時間と使ってしまった時間の二つに分けられる。これから使う時間は自分の思うように使える。だが、使ってしまった時間はもう二度とは使えないし消せない。これから使う時間は、目標(自分がどういう人生を歩くか)である。それを実現させるためには、使ってしまった時間(全て)に感謝しているかどうかだ。」

「世の中には先生しかいない。自分に"得"をさせてくれた人は『正面教師』、自分に"害"を与えた人は『反面教師』だ。」

「『笑売』の根幹は、誰に笑う、誰に感謝する、相手に感謝する。全ては相手がいて、自分がいる。お金は誰がくれる、相手がくれる、すべての事を相手の立場で考え、実行することを『買場発想』という。自分の仕事を仕事と思わない。人生そのものと思い、それをそのまま実行継続すれば、間違いなく自分の人生は他の人よりも素晴らしいものになる。」

⑪ドリームフード〈菊地 日出男社長〉

「坂本さん、居酒屋業界の同業他社はそれぞれのポリシーで、100店、200店、500店とチェーン展開をかけるが、うちは『いろはにほへと』は四十八文字との発想で、『48号店で打ち止めにする』、この考えで行きますよ。」

⑫日本料飲コンサルタンツ=村さ来〈清宮 勝一社長〉

「今までのイメージとは異なる気楽な庶民の居酒屋として展開、憩いの場を提供したい。昔から居酒屋のアルコールと言えば、日本酒、ビール、ウイスキーの定番しかなかったが、うちの店では、新たに焼酎を炭酸で割りシロップを加えた"酎ハイ"を提案、バリエーションも豊富にして若い人から年配客まで『楽しく飲んでもらおう』との思いで拡大したい。この新たな流れである"酎ハイ"の先駆者を自負している。」