スーパー3団体「7月全店売上、前期比103、7%増」

     

新日本スーパ―マーケット協会など3団体の「スーパ―マーケット統計調査」によると、2016年7月の販売売上高は、全店ベースで前年同月比103,7%、既存店ベースで101,4%と前年を上回った。要因としては、同時期の降水量の減少,土日が一回多い曜日巡り、土用の丑の日があげられる。カテゴリー別では、弁当類が好調の総菜部門が全店105,3%、既存店102,5%と数字を上げた。一方、水産部門が既存店で99,9%と前年同月比を割った。景況観調査では、現状判断が小幅に改善したほかは、総じて前月から横ばいの推移となっており、長期トレンドに大きな変化はなく、現状判断、見通し判断共に下降傾向の継続が示唆されている。仕入原価や販売価格が落ち着きを見せる中で、客単価上昇による売上増の好循環が影を潜めている。その為、好調な販売動向にもかかわらず、景況感の改善に至っていない。特に先行きについては引き続き不透明との判断が支配的となっている。