外食産業、人気回復の決め手はサービス向上
執筆者:編集部
外食産業のマーケット規模が30兆円を下回り、レストラン、居酒屋など飲食業は深刻な状況に落ち込んでいる。外食産業の落ち込みは消費者の収入減による外食離れが要因だが、一方で、レストラン、居酒屋などのレベル低下も見逃せない。外食産業はいうまでもなくサービス産業。昨今は外国人従業員が増えたこともあって日本式接客ができないウエートレスや日本人でも接客マナー、サービスがまったくなっていない従業員が増えており、お客といさかいを起こす場面を何度も見かける。この原因はお店側の教育不足によるものだが、あまりの質の悪さにうんざりするお客も少なくない。先般、某居酒屋チェーンで見かけた風景だが匂いぷんぷんの先付けに、お客がクレームをつけるとそんなことはない、の一点張り。「じゃ君、食ってみろ」とお客が怒鳴っている。あからさまに腐っているとわかるような先付けを何気なくだす、お店も結構多い。そのほか、割引券などでお客をつるサービス券の類、サービス券をもらっても実際には高いメニューに限られている場合が多い。外食は消費者にとって最大のレクレーション。外食産業が落ち込んでいるという前にこんな提案があることも検討していただきたい。