【10月号】 収穫の秋を迎えて、東京の農業機関が各々の農業祭日程を決めた。

     

 

今年の夏は、異常気象で猛暑が続き、降雨量が少なかったことから、農作物の生育に大きな影響が出たが、8月下旬から秋冬物のタネまきも、発芽はしたもののその後の猛暑で苗が傷んでしまったものも多く、蒔き直しをするなど、農家にとっては厳しい状況であった。

 

毎年、東京都農業祭に先だって「ふるさとの食 にっぽんの食 東京フェスティバル」 が渋谷のNHK放送センター正面玄関前広場で開催される。(昨年の宝船)

 

会場には各県のブースが並び、大勢の人でごった返す。

農家が、栽培技術を競い合う場としては、青果市場がある。

ここでは、毎日のようにセリにかけられ、価格によって評価されるわけだ。

そしてもう一つが、農産物の共進会(品評会)である。

東京では、30数年前から、明治神宮の宝物殿前の広場で東京都農業展(現農業祭)が開催され、都民の皆さんも参加する祭になっている。

その前までは、都内の各地を毎年巡回していたが、適当な広さの会場を早くから借りるのに手間どったり、その関係で開催日が中々決まらなかったりで、生産者に迷惑をかける状況であった。

そこで、毎年安定的に会場が借りられる明治神宮にお願いして、明治神宮の秋の大祭と文化の日に絡めて、毎年11月2~3日に決まっている。

3日の文化の日は特異日と言うことで、一日中雨ということはなく、ほとんどが快晴の中で農業祭が開催されている。

東京都農業祭は東京で一番の品質を誇る農産物を決定するもので、2,000点からの出品物の内、優秀な農産物には、農林水産大臣賞が二点の他、都知事賞などが贈られることから、生産者は、技術を競う祭りとして、この日に収穫のピークを合わせて、栽培をしている。

 

審査員は一点々詳細にチェックしていく。 

現在、農産物共進会の審査員は、東京都農林水産部の農業振興事務所や東京都農林総合研究センターの技術者などが総出で担当しているが、2,000点からの審査には日没になることもある。

東京都農業祭が終ると、1週間から2週間の間をおいて生産者の地元の農業祭が開催される。

 

 決定した農業祭の日程を見てみると、今年は11月6~7日、 13~14日に集中しているが、審査員は手わけで各地に派遣され、審査をしている状況だ。

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江戸東京野菜は、江戸からの伝統と季節を味わう野菜で、もちろん地場野菜です。

地方からやってくる季節の先取り野菜より、ずっと個性的です。 

(農産物の生育は天候に左右されますので、収穫予定は変わることがあります)

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