立命館大学と小浜市「食教育プログラム」の協定締結

      執筆者:shirai

立命館大学と小浜市は、2018年4月に立命館大学びわこ・くさつキャンパスに開設する「食マネジメント学部」における食科学分野の発展および教育・研究活動の推進を目的とした
連携協力に関する協定を11月14日に締結した。
小浜市は、飛鳥・奈良の時代に伊勢・志摩や淡路と並んで、朝廷に食を供給していた「御食国」としての歴史があり、伝統ある「食」を総合的に捉えたまちづくりを推進。
今回、「食」を経済学・経営学を基盤に、マネジメント・カルチャー・テクノロジーの三領域から総合的・包括的な学びを提供し、高度マネジメント人材の育成を目指す同学部と連携することで、小浜市をフィールドとした教育プログラム実施に向けた準備を進めることとなる。
具体的には、①小浜市における食のまちづくりの推進、②食文化をテーマにした、課題発見・解決型学習などの実践的な学習の展開、③政策に関する共同研究などをともに実施していく予定。
これについて、立命館大学長 吉田美喜夫氏は「小浜市は、食をまちづくりや地域振興の中心に据えた政策展開、グローバルな視点から小浜の文化産業をPRされる取り組みを積極的に進められており、食の重要性や食がもたらす幅広い可能性についての認識、グローバルな視点にもとづく取り組みは、本学の学部設置の趣旨と一致しております。今回の協定締結を契機として、さらにこの関係性を強め、新たな教育展開に発展させてまいりたいと考えております。」とコメント。
また、小浜市長 松崎晃治氏は「立命館大学と連携協力することで、小浜市の「食のまちづくり」の取り組みが科学的、客観的に検証されるとともに、抱えている課題解決についても連携して取り組んでいくことを期待します。また、「食」に関心を持ち、情熱溢れる学生や教員の方々が小浜市に足を運んでくださることで、まち全体が新たな刺激と賑わいで活気づくことを期待しています。」とコメントし、今後の展開に大きな期待が寄せている。