山田養蜂場「森林破壊を救うプロジェクト」実施
執筆者:motoe
山田養蜂場(本社:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生)は、 4月14日に、中国広東省雲浮(うんふ)市にある硫鉄鉱の採取跡地にて植樹祭を実施し、約2,000本を植樹する。植樹祭には、日中のボランティアを含む100名以上が参加。また、植樹祭以外の日程でも植樹を行い、年内には25,000本を植える予定という。養蜂業を原点とする同社では、「自然との調和」を理念に掲げており、未来の子供たちに豊かな自然環境を受け渡す責任があると考え、1999年より国内外にて植樹活動を続けているが、2004年以降、同社が行った中国での植樹本数は、本年分を含めると計154万本以上、累計敷地面積は51万㎡以上。これは東京ドーム(約4万6,755㎡)11個分に相当する。特に、同社が植樹を行う雲浮市では経済発展に伴い自然破壊が進んでおり、レアアースや硫鉄鉱などの採石跡地の森林破壊が深刻で、早急な植生回復が必要となっているのが現状。そこで、土地本来の樹種に基づく植樹(宮脇式)を実践する、横浜国立大学名誉教授/宮脇 昭氏の指導のもと、日系企業として初めて雲浮での植樹を2015年よりスタート。初年度は、試験的に約1,000本の植樹を実施。2016年より本格的な取組みをスタートさせ、4年後の2019年までに約10万本の植樹を予定しているという。