豊島「着る野菜のポップアップショップ」期間限定出店

      執筆者:motoe

繊維専門商社の豊島(代表取締役社長:豊島半七、名古屋市中区錦2-15-15)が展開する廃棄予定の野菜や食材を染料として活用するプロジェクトブランド「FOOD TEXTILE」は、ブランド初となるポップアップショップをフラクサス 広島店(5月16日~6月20日)、京阪百貨店 守口店(5月17日~5月30日)、高島屋 京都店(5月30日~6月12日)の計3店舗にて期間限定でオープンする。国連機関や農林水産省の推計によると、世界の食料生産量の3分の1が毎年捨てられ、日本の年間食品ロスも600万トンを超えるなど、近年食品ロスの問題に注目が集まっており、「FOOD TEXTILE」は、食品とアパレル業界の架け橋として、食べ物がもつ「色」に注目、染料化する独自の技術を活用し、キユーピーグループのサラダクラブなど様々な食品関連企業から提供された食材を、各アパレルブランドと連携して商品化を進め、アパレル業界からフードロス問題に取り組んできたという。なお、今回、初の店舗展開と合わせて、ブランドとして初めてとなる単独での商品販売を開始。新商品はショッピングBAG、エプロン、BABYロンパースなど素材の持つ自然で豊かな色が好評の全16アイテムで、キユーピーグループのムラサキキャベツ、堀内果実園のブルーベリー、生活の木のエキナセア、タリーズ珈琲のエスプレッソコーヒーを代表に、VEGETABLE、FRUIT、HERB、BEVERAGEの4カテゴリーの食品残渣が使用されている。同社では、今後、提携先の拡大やオリジナル商品の企画販売だけでなく、生地での販売、海外への販路拡大、企業ユニフォームへの参入なども目指し、アパレル業界からフードロス問題への取り組みをさらに継続・強化していきたいとしている。