月桂冠「機能性容器採用の大吟醸パック」新発売

      執筆者:motoe

月桂冠(社長:大倉治彦)は、高級クラスの酒質を手軽に楽しめる「大吟醸パック」(1.8L、900mL)を、8月27日から全国で新発売する。磨き50%の白米(精米歩合50%=玄米を重量で5割削る)を原料に用いて発酵させており、高度な吟醸造りの技術により、華やかでフルーティな香りが特徴で、大吟醸酒ならではの華やかな香り、そして、ふくよかな味わいを、パック詰めの商品により手軽に楽しむことができる商品となっている。冷やして飲むのがおすすめという。なお、同商品では、大吟醸酒に特徴的な華やかな香りを保持できる機能性の容器を採用。この機能性容器を用いることで、従来の紙パック容器よりも香り成分の容器への吸着を抑え(同社比、2018年6月・同社調べ)、大吟醸酒の香りを活かして、その良さを感じてもらえるようにしたという。さらに、パッケージのデザインは、金色の帯を上から下に掛ける形にして、背景には銀色の紗綾形(さやがた)をあしらい、洗練されたプレミアム感を表現。「大吟醸」の文字を大きく正面に記し、その右側には大吟醸酒の特徴を端的に表す「華やかに香り立つ」のキャッチコピーを、左側には酒造りに用いる伏見の水の良さを象徴する「京都伏見の名水仕込み」の文字を併記。また、磨き50%の高度に精白した米から醸し出された上質感を表す「磨き上げた美味しさ」のフレーズを容器の頂頭部に記載している。近年、日本酒のパック市場では吟醸酒、純米酒などの特定名称酒を中心とするプレミアムな商品の販売が好調に推移しており、また、日本酒市場の酒質別トレンドを見てみると、特定名称酒、なかでも吟醸系(吟醸酒、純米吟醸酒、大吟醸酒、純米大吟醸酒)は伸び率が最も高く、この5年で167%に伸長している(INTAGE SRI「特定名称酒」2013年~2017年の各年1~12月、推計販売規模=金額)。同社では、家庭で手軽に大吟醸など高級・高品質な日本酒を手軽に楽しんでもらおうと、純米酒(「山田錦純米パック」900mL=2011年、同1.8L=2015年)、大吟醸酒を普通酒に10%ブレンドした商品(「上撰さけパックプレミアムブレンド」1.8L、900mL=2017年)などを発売してきたが、今回新たに吟醸系の酒質として「大吟醸パック」を新発売する。■容量容器/参考小売価格(消費税別):1.8Lパック/1,964円、900mLパック/1,106円 ■アルコール分:15度以上16度未満 ■酒質:大吟醸酒 ■テイスト:甘辛=やや辛口、濃淡=やや淡麗