ドンク「FSC認証包装品等」導入
執筆者:motoe
1905年創業、職人が粉から生地を仕込み、焼き上げるスクラッチ製法に一貫してこだわった神戸生まれの老舗ベーカリー、ドンク(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長執行役員:中土忠)は、3月より順次、ドンクグループの全ブランドで FSC®認証包装品とバイオマスプラス チック包装品を導入することを決定した。 同社では、森林が急速に破壊されている状況やプラスチックごみの不適切な廃棄が深刻な環境問題となる中で、全ブランドのショッピング紙袋を「FSC®認証包装品」、 ポリ包装品を「バイオマスプラス チック包装品」に 3月より順次切り替えていく予定。 「FSC®認証包装品」は、木材を生産する世界の森林とその森林から切り出された木材の流通や、加工のプロセスを認証する国際機関の「FSC®(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)」に承認された包装品。消費者はこの FSCのマークが入った製品を選択することで、世界の森林保全を間接的に応援できる仕組みとなっている。 一方、「バイオマスプラスチック包装品」は、サトウキビ由来の植物プラスチックを使用した包装品で、従来の化石資源から作る場合と異なり、二酸化炭素排出を軽減できるため地球温暖化防止に役立ちますつ。 また再生可能な有機資源から持続的に作り得るプラスチック素材を使用することで、化石資源の節約にもなるという点で注目されている。 今後は、2019年度中に紙包装品の年間使用量、約363トン(2017年度実績)の内、約103トン(28.4%)をFSC®認証包装品に、ポリ包装品の年間使用量、 約598トン(2017年度実績)の内、約365トン(61.1%) をバイオマス認証包装品に切り替えていく予定だ。同グループは、2020年度までに全包装品の使用量の約50%をエコ対応にしていく。