食品サポート「買い物難民システム 西山准教授講演」

      2019/05/16   執筆者:編集部

食品サポート連合5月定例セミナーが5月14日、東京学士会館で開催され、東京都市大学西山敏樹准教授が「買物難民解消と新鮮野菜提供を実現する社会システム構築」について講演した。講演内容は過疎化、高齢化、子育などにより発生する買い物難民に対してよりスムースな買い物、また、販売店が如何に商品を提供できるかというテーマで行われた。現在、買い物難民といわれる消費者は地方のみならず都市部でも発生しており、大きな社会問題にもなっている。西山准教授はこうした問題に早くから着目、生協や地域の販売店とタイアップして共同研究を続けている。商品流通システムを開発する一方、商品の鮮度、品質管理にも配慮、農家など生産者との契約栽培で、朝採れ、もぎたて野菜など新鮮野菜を提供システム「農都共生システム」を開発している。このシステムはスマートフォーンを利用して受発注するもので、手短で簡便と高い評価を受けている。食品サポート連合は食品企業に対して最新のトレンドを情報発信する勉強会で毎月、第二火曜日開催されている(会員対象)。https://fv1.jp/63659/