フジッコ「第1四半期増収減益、お豆、惣菜が好調」

      執筆者:編集部

フジッコ(神戸市 福井正一社長)は2020年3月期第一四半期連結決算を発表した。それによると売上高は、デザート製品、ヨーグルト製品が前年実績を下回ったものの豆製品、惣菜製品、昆布製品が前年実績を上回り155億63百万円(前年同四半期比1.5%増)となった。利益面では外注費、減価償却費及びエネルギー費用等の増加により売上原価率が上昇したことから営業利益 は9億36百万円(前年同四半期比10.7%減)、経常利益は10億61百万円(前年同四半期比9.8%減)となった。製品別では日配惣菜が前年並みで推移するとともに、包装惣菜では個食ニーズに対応した食べきりタイプの「おばんざい小鉢」シリーズが引き続き伸長したことから惣菜製品全体の売上高は前年実績を上回った。昆布製品では塩こんぶが前年実績を下回ったものの改元に合わせて「よろこんぶキャンペーン」を実施いたことから前年実績をわずかに上回った。豆製品では主力である煮豆が前年実績を下回ったものの大豆の健康効果を表現した「大豆ファースト」PR 効果により前年実績を上回った。ヨーグルト製品では、「カスピ海ヨーグルト」シリーズが引き続き伸長したが、通販チャネルのサプリメン ト「善玉菌のチカラ」が低調に推移、ヨーグルト製品全体の売上高は前年実績をわずかに下回った。