第一人者が語る 【 日本の糖質制限食品の歴史⑥ 】
執筆者:auc_shonin
~アメリカのバージニア州で会社を設立~
『日本に糖質制限食品・お菓子が無いなら、私が、アメリカから日本の糖尿病患者さんにこれらの食品・お菓子を提供できるようにしよう!!これが私の使命なんだ!』と悟った私。
アメリカのバージニア州に戻ってから、ケイコさんの知人を介して紹介して頂いた日系2世の公認会計士でもあり弁護士さんでもある方に、私の使命として動き出そうとしているビジネスについて、事業計画を見て頂き、いろいろ相談にのってもらいました。
その時に言って下さった弁護士さんの言葉は、今でも私の心の支えとなっています。
『凄く良いビジネス内容だと思います。事業計画もしっかりとしています。
ビジネスは、ギャンブルと同じで成功するかしないかはやってみないと誰にも分からない。
でも、行動を起こさないと成功もしない。
若い人は、本当に斬新なビジネスアイデア、素晴らしいアイデアを持っている方が多いのですが、、、、
「自分なんかが会社設立・運営なんてできるわけがない」
「失敗したら・・・」
とマイナスなことばかり考えて、1歩を踏み出さない方が多いです。それがとても残念です。
大手企業でも、成功企業でも、創業者は1人で起業した人ばかり。
もちろん、失敗もあるだろうが、、、、、
失敗するか?成功するか?の前に、
行動を起こすか?起こさないか?が先なんです。』
本当に、その通りだと思います。
私も、コンサルタントやアドバイザーとしていろいろな企業の方とお会いしている中で、
「会社を経営しているなんて凄いですね!私は絶対にできませんよ。」と何度言われたことか。
そんな時はいつも、この弁護士さんの言葉が心に浮かんできます。
また、もう1つは、、、、
私は、大学は看護学部でしたので、経営学やマーケティングを一切学んでいないことが私には良かったのかもしれません。
そう!!経営に関しては、まったくの無知!しかも、食品に関してもまったくの無知!
なので、あーだ・こーだと考えることもせず、起業してビジネスを開始したってことだと思います。
知識がありすぎると、かえってそれらが大きな壁になったり、邪魔になったりすることがあるのだと思います。
話が大きくそれましたが、、元に戻して、
ご注文を頂いた日本の方へアメリカから糖質制限の食品やお菓子を送る(個人輸出)の会社を2003年、バージニア州で設立!
会社名:Healthy Sweets Co.,Ltd.
日本の「食べたくても食べられない」糖尿病患者様やダイエット中の方、糖質が気になる方に向けて海を越えて販売を始めました。
会社設立当初は、注文を頂いた商品をバージニア州の地元のスーパーで購入して手数料を頂き、日本へ送っていました。
そして、ビジネスをスタートさせたと同時に、もう1つ弁護士さんから頂いた提案も着実に進めていました。
『あなたが取り扱っている商品が日本で認知拡大した時に、他の日本企業が同じ商品を輸入し始めたり、日本での販売総代理店の契約を結ぶ場合があります。
契約は交わした者勝ちです。
そうなると、あなたが日本へ販売出来なくなってしまいますので、今から日本への販売総代理店契約を交わすように動いた方がいいですよ!』
とアドバイスを頂き、
ケイコさんの主治医が進める糖尿病患者さんでも食べられる糖質カットのお菓子を厳選して、
その製造販売しているアメリカとカナダの『クッキー会社、キャンディー会社、チョコレート会社の3社』と
日本への販売総代理店の契約を進めていきました。
「私の会社が日本での販売総代理店になれるのかな?」
と弱気な思いも抱えながらも、弁護士さんが言われるように、
「行動しなければ結果は分からない!」
の言葉に励まされ、何度もメールでやり取りを繰り返し、
2003年に3社と日本への販売総代理店の契約を交わすことが出来ました!
もっと日本の市場にこれらの商品が入っていけるようにとの強い思いが通じたから契約を交わすことが出来たのだと思っています。
このような特殊な食品・お菓子を製造販売している企業は、
私のように「食べられない方でも食べられるお菓子を提供したい」との思いや、
これらの商品を製造販売するに至ったストーリーがあるはず!
この『共通な思い』が繋がっていくのだと思います。
次の『糖質制限の歴史⑦』でいよいよ、私が日本へ糖質制限食品・お菓子を初めて持ち込んだ第一人者である証明をお話します。
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