物流クレート「北陸シジシー加盟小売店舗」初採用
執筆者:編集部
日本スーパーマーケット協会などで運営される物流クレート標準化協議会では環境負荷低減や物流の効率化などを推進するために、「物流クレート(食品通い箱 )」の標準化・共有化推進に取り組んでいるが、このはど北陸エリア初の導入先として㈱北陸シジシー加盟小売店舗の採用が決定し、9月中旬より順次、標準クレートによる商品配送が開始される。地球温暖化をはじめとする環境問題への対応は企業活動の重要な責務とされており、クレー導入はその一つ。食品メーカーから小売店舗に納品される商品の梱包に使われているダンボールや食品通い箱はメーカーの思惑によって多種多様であるため、コストの大幅に増えている。同協会では食品通い箱の種類を集約し、再利用できる標準クレートを普及させることで、省資源化と物流効率の改善を目指している。標準クレート導入の主なメリット、小売事業者にとっては、納品されるダンボールを標準クレートに置き換えることで、ゴミの発生、抑制とリサイクル費用の低減が実現。また食品メーカー毎に異なるクレートの種類を集約することで、仕分け・保管作業が簡素化されるため、生産性の向上がはかられる。現在、イズミヤ、オークワ、関西スーパーマーケット、ライフコーポレーション、エコス、シジシージャパン、ユニー、オギノ、ヤオコーなど国内の主要スーパーマーケット23社で標準クレートが導入されており、日本海側における導入は今回が初、北陸エリアをはじめとする今後の普及・拡大が期待されている。【問い合わせ先】日本スーパーマーケット協会 流通推進部、電話03-5203-1770。