キリン「Tap Marché」台湾で本格展開開始

      執筆者:motoe

キリンビール(社長:布施孝之)は、新しいクラフトビールの楽しみ方を提案する「Tap Marché(タップ・マルシェ)」を7月から台湾において本格展開を開始した。海外での「Tap Marché」取り扱いは台湾が初となる。「Tap Marché」は、「Marché(市場)」のように、個性豊かで多様なクラフトビールと多くの消費者が出会い、気軽に楽しんでもらえる「場」を実現することで、新たなビール文化の創造を目指す取り組み。同社が開発した1台で4種類のビールの提供が可能な小型のディスペンサーを設置することで、多様なクラフトビールを楽しむことができる。複数種類のクラフトビールを手軽に提供できる「Tap Marché」は高い評価を得ており、2017年4月の首都圏1都3県での展開を皮切りに、2019年末時点では日本国内で約13,000店の取り扱い規模となっている長。2019年には「外食アワード2019」(特別協賛・焼肉ビジネスフェア事務局/居酒屋ジャパン事務局)も受賞し、日本国内でのクラフトビール市場の活性化と、ビール市場の魅力化に大きく寄与している。台湾においても、個性豊かで多様なクラフトビールは若年層を中心に支持が高まっており、クラフトビールを取り扱う店舗も年々増加し、クラフトブルワリーも過去5年で約2倍に増えている。ビール市場構成比に占めるクラフトビールの割合も段階的に高まっており、2019年には日本の約5倍にあたる約5%へと成長。クラフトビールの需要拡大により、飲食店にも幅広いクラフトビールラインアップが求められており、同社は1台で4種類のビールが提供可能な「Tap Marché」を2019年11月から台湾にてテスト展開してきたが、手軽に複数種類のクラフトビールが提供できることと、個性豊かなスプリングバレーブルワリーブランドが高く支持されたため、今年7月から本格展開を開始することになったという。【概要】■名称:「Tap Marché(タップ・マルシェ)」 ■展開開始月:2019年11月よりテスト展開開始、2020年7月より本格展開開始 ■展開エリア:台湾の飲食店 ■展開ブランド:スプリングバレーブルワリーの5液種(「496」「on the cloud」「JAZZBERRY」「Afterdark」「Daydream」) ■容器:複数のクラフトビールの販売に適した3L小型ペットボトル容器を採用。 ■専用ディスペンサー:1台で4種類のクラフトビールが提供でき、省スペースで、容易に3L小型ペットボトル容器を交換できるディスペンサーを採用。飲食店が複数のラインアップの中から自店にあったクラフトビールを選ぶことが可能で、料理とクラフトビールを合わせた多様な提案が可能となる。また、取り扱うクラフトビールを変化させることで、消費者に選べる楽しさ、新しい発見を提供できる。