キリンHD「一般社団法人 東北絆テーブル」設立を支援

      執筆者:shirai

キリンホールディングスは、2021年4月1日に設立する「一般社団法人東北絆テーブル」に対し、地域が主導し自走する体制を支援し、持続可能な活動にすることを目的に1,000万円を支援金として助成する。同社は、東日本大震災の復興支援活動として、2011年に「復興応援キリン絆プロジェクト」を立ち上げ、支援金の拠出に加え、“絆を育む”をテーマに「地域食文化・食産業の復興支援」・「子どもの笑顔づくり支援」・「心と体の元気サポート」の3つの幹で、グループ各社と現地の人々で一体となって取り組みを進めてきた。この「絆プロジェクト」に関わった支援先・事業者が主体となった「東北絆テーブル」が、東北地域にある課題を解決することを目的に、震災を通じて培った東北資産の強固なネットワークを継続させ、東北発の「食を通じた」コミュニティの活性化及びビジネスのプラットフォームを創出するため、東日本大震災から10年を迎える節目を機に、一般社団法人化する。東日本大震災から3月11日で10年が経過し、被災地での復旧は進んだものの、人口減少や高齢化、将来の担い手の不足など地域の課題は顕在化している。さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響で農林水産物や6次化製品の販路を失い、引き続き厳しい環境におかれている生産者、事業者も増加。「一般社団法人東北絆テーブル」では、“生産から食卓まで”をテーマに、東北地域の食産業の課題を抽出し、地域・業種・業界の枠を超えて生産者・事業者が連携し、東北が一体となって課題解決を図る、未来につながる活動を推進し創出することを目指し、東北各地とのネットワークと蓄積したデーターベースを活用し、以下3つの領域で事業を展開します。重点テーマとして「業界を超えた連携」・「DX導入支援」・「首都圏との連携」に注力した活動を行っていく。■「一般社団法人東北絆テーブル」事業概要 【東北絆テーブル直営事業】①販売代行型ECサイトの企画、運営サポート業務 ②売り場の開設・運営業務、DX導入支援 ③地域ブランド構築支援および商品開発支援 【他社との連携事業】①首都圏や産地と連携した飲食店フェアの企画・運営業務 ②売り場プロデュースおよび生産者・食材のマッチング業務 ・イベントおよびプロジェクトの運営委託業務 【会員組織の運営】①会員向け情報発信業務(メール/公式サイト/SNS/映像など) ②専門家派遣、人材育成、紹介業務 ③東北絆テーブルオンラインサミットの開催業務