全清飲「清涼飲料水統計2021」データ販売

      執筆者:motoe

全国清涼飲料連合会(東京都千代田区、会長:米女太一)は、清涼飲料水に関する各種統計を集めた資料集を今回初めてExcelデータ化し、「清涼飲料水統計2021」【完全データ版】として販売を開始した。市場規模を表す生産量は、1940年から2020年までデータを収録、品目別や容器別といった詳細な業界分析も可能。6月末までは、特別価格28,000円(定価は40,000円)で提供するという。清涼飲料水は、加工食品の中でトップクラスの業界だが、2020年の生産量は、新型コロナウイルスの感染拡大が、業界へも大きな打撃を与え、前年比95.1%の2,157万9,000klと2年連続のマイナスで着地している。販売金額は容器構成の変化もあり、7%減の3兆7,978億円と4兆円を割り込んだ。品目別では、20年は茶系飲料がトップでシェア24%、ついでミネラルウォーターが炭酸飲料を抜き初めて№2の品目に。炭酸飲料、コーヒー飲料と合わせ、この4品目で全体の74%を占める。増減でみると、ミネラルウォーターはコロナ禍で家庭内需要が高まり伸びたが、茶系飲料や炭酸飲料、コーヒー飲料はマイナスとなった。一方で、健康意識のあらわれから、野菜飲料や豆乳飲料は堅調に推移しているなどの清涼飲料水業界のデータを網羅。これまで、「清涼飲料水関係統計資料」としてまとめてきた過去からの統計を、今回大々的にリニューアル。誌面版と比較し、大幅に統計データを増加。各種清涼飲料水の生産量は、誌面版では直近の6年分を掲載していたが、今回は1940年から2020年までの80年分のデータを品目別に掲載。容器別の詳細は、詳細数値の集計をはじめた1996年からの20年以上のデータが確認できる。さらに、新たなデータとして、「清涼飲料水の有糖・無糖比率」「特定保健用食品・機能性表示食品」の生産量なども追加されるほか、必要なデータだけの抜き出しや加工も可能なため、資料作りなどへも広く活用することも可能だ。URL:http://j-sda.or.jp/about-jsda/publication/statistics_dataver/ 【掲載データ】・各種清涼飲料水の生産量(1940-2020年)、・品目別生産量_2020年、・各種清涼飲料水の販売金額(1974-2020年)、・容器別の生産量(1996-2020年)、・自社・委託製造量割合推移(1997-2020年)、・清涼飲料水の有糖・無糖比率(2018-2020年)・特定保健用食品・機能性表示食品(2020年)の生産量、・清涼飲料水ブランド一覧表、・清涼飲料水の商品数、・ブランド一覧表 品目別、・ブランド一覧業 会社別、