<コンビニ創業戦記『鈴木貞夫言行録」>(第57回)

     

第5章・ソフトブレーンフィールド時代(その37)

『朝令スピーチ事例集」(その36)

ーー2021・10・19  --

全国の皆さん、お早うございます。心のグータッチを送ります。

漸く紅葉の秋となりました。本当に早いもので今年も後72日です。

今日は、最近感じていること2点についてお話します。

先ず第一点は、今年のノーベル賞についてです。

10月初めよりノーベル賞各証が次々と発表され、いずれも私たちが今、直面している地球的危機の克服に貢献する意義が込められたものでした。

*物理学賞は「気候変動モデルの開発」・(真鍋叔郎氏ほか米・米・独)の3人

*医学生理学賞は「皮膚の感覚神経で触覚のセンサー役の受容体の発見」・(米・米)の2人

*化学賞は「第3の不斉有機触媒の開発」・(米・独)の2人

*文学賞は「増加する難民問題対応」・(タンザニア)の1人

*平和賞は「民主主義の危機への対応」・(比・露)の2人

*経済学賞は「最低賃金と雇用の研究」(米・独)の2人

今回のノーベル授賞について、日本では次の二つの課題が指摘されています。

①は頭脳流出の問題、②は、日本の研究力の低下の問題です。

ノーベル物理学賞受賞した真鍋叔郎氏は頭脳流出の典型と云えます。

東大研究生の時に発表した研究論文が注目されて39歳の時、米プリンストン大学にスカウトされて渡米、その後米国籍を取得永住しています。

また、日本の研究力の低下は、文科省の科学技術・学術政策研究所が、今年8月に公表した次のデータを見ると明らかです。

<「注目学術論文数」国別ランキングの推移>

          1 2 3 4 5 6 7 8 9 10位

(1990~92)ー米・英・日・独・加・仏・蘭・伊 豪・スエーデン

(2000~02)—米・英・独・日・仏・加・伊・蘭・西・豪

(2010~12)ー米・中・英・独・仏・日・加・伊・西・豪

(2017~19)—中・米・英・独・伊・豪・加・仏・印・日

これを見ると「科学技術立国」を国是として掲げてきた日本の国際的地位の低下は余りにも歴然です。

そこで今日申し上げたい第二点は、国の在り方、政治の問題です。

自民党の総裁選挙が終わり、新たに岸田内閣がスタートしました。

本日19日、衆議院の解散と総選挙が告示され、月末31日には総選挙が行われます。

岸田新首相は「日本の未来を選択する選挙」と主張しています。

コロナ禍で露呈された深刻な日本の弱点を乗り越え、まさに新しい日本の未来を切り開いていかねばなりません。

「選挙により世の中は必ず良く変えられる」と信じて、主権者として投票したいと思います。

スエーデン並みの80%以上の投票率をぜひとも実現したいものです。

最後に、まだまだ第6波の可能性があります。

感染予防の基本実践を忘れないようにお願いいたします。

                        以上

鈴木貞夫年譜』(2021年度第4四半期)

10月 5日・朝礼

      ・役員MT

      ・経営会議

      ・役員ヒアリング

   12日・朝礼

      ・アカウント戦略会議

      ・役員MT

      ・経営会議

      ・役員ヒアリング

   13日・役員ヒアリング

   19日・朝礼

      ・役員MT

      ・経営会議

   26日・朝礼

      ・アカウント戦略会議

      ・役員MT

      ・経営会議

      ・役員ヒアリング

  28日 ・監査役会

      ・臨時株主総会

      ・取締役会                   以上

(以下次号『鈴木貞夫言行録」(第58回)を掲載します。

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