キリン「免疫検査デバイス開発のイムノセンスに出資」

      執筆者:motoe

キリンホールディングス(社長:磯崎功典)は、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン(社長:百合本安彦)と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタル(以下、CVC)ファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(キリン ヘルス イノベーション ファンド)」を通じて、イムノセンス社(代表取締役:杉原宏和)に、2023年2月1日に出資をした。イムノセンス社は、独自技術により小型・低価格・高感度を実現するPOCT検査デバイスの開発に取り組むスタートアップ企業で、そのデバイスは、手のひらサイズの測定器(GLEIAベース)と使い捨ての小型センサ(GLEIAスティック)を組み合わせて使用する心不全や塞栓症など、さまざまな疾患を迅速診断するための免疫検査デバイスであり、既存の測定装置と比較して、小型・低価格・高感度であることが強み。同社は、イムノセンスが独自技術を用いて開発したPOCT検査デバイスについて、未病領域で顧客の健康維持を実現する健康管理デバイスとしての応用可能性を探索していきたいとしている。