ニチレイ「今川焼の残渣で除菌ウエットティッシュ」開発
執筆者:motoe
ニチレイフーズ(代表取締役社長:竹永雅彦)は、アップサイクル商品の第二弾として、<「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ>を、ファーメンステーション(代表取締役:酒井里奈)と協業し開発。現在、フードロス削減が社会課題のひとつとなっているが、同社もこれまで、こども食堂やフードバンクへの寄付を通じてフードロス削減の活動を推進するほか、工場の生産過程でどうしても出てしまう食品残渣は、すべてを肥料や飼料にリサイクルしてきた。しかし、食を支える企業として、食品残渣に「社会的価値」を付加しアップサイクルすることで、これまで以上に豊かな社会を実現したいという想いも強く、その第一弾として、2022年6月、食品・飲料の製造過程で出る規格外品・副産物や農産物の規格外品等を独自の発酵技術でアップサイクルさせることで注目を集めるファーメンステーションと協業し、ニチレイ「焼おにぎり 10個入」の規格外ごはんを発酵・蒸留したエタノールを使用した除菌ウエットティッシュを開発。今回は、第二弾として、同社と協業し、ニチレイ「今川焼(あずきあん)」の規格外品を丸ごと発酵・蒸留したエタノールを使用した除菌ウエットティッシュを開発した。なお、<「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ>は、ニチレイフーズがオフィシャルスポンサーをつとめる「キッザニア福岡」内の「食品開発センター」にて、アクティビティに参加した子どもたちへ、4月15日より配布される予定だ。