大日本印刷「CO2排出量13%削減の複合容器」開発

      執筆者:motoe

大日本印刷(DNP)は、段ボール箱(Box)の中にプラスチックの内袋(Bag)を入れた複合容器「DNPバッグインボックス エキタイト(R)」を開発・提供しているが、今回、その内袋に植物由来(バイオマス)の材料を一部に使用した「DNP植物由来包材バイオマテック(R)」のポリエチレンフィルムを採用し、全体のプラスチック量も従来品より減らすことで、製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を約13%削減できる「DNPバッグインボックス エキタイト バイオテック仕様」を開発した。一般的に環境に配慮した素材の使用やプラスチック量の削減は、製品の性能や生産性の低下につながることもあるが、同社では実績のある「バイオマテック」シリーズの使用と、DNP独自の仕様設計によって、従来品と同等の性能を実現。今回開発した仕様のバックインボックスは、DNPが同製品を提供している顧客の中で先駆けて、よつ葉乳業株式会社(本社:北海道 代表取締役社長:有田真)の「業務用よつ葉牛乳」をはじめとした液状製品の包材として採用されている。