森永乳業「腸活×メンタル」研究成果発表

      執筆者:shirai

森永乳業は、ビフィズス菌BB536とラクチュロースを含むシンバイオティクスヨーグルトの摂取が、整腸作用に加えて心の健康度や労働パフォーマンスを改善することを明らかにしたと発表した。神戸市協力のもと「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジとして実施された本研究は、京都府立医科大学の内藤教授監修、メタジェン社との共同によるもので、健康な成人男女206名を対象に4週間の摂取試験を実施。排便回数や便性状の改善に加え、心の健康度およびプレゼンティーズム(出勤時の生産性)スコアの向上が確認された。また、腸内のビフィズス菌増加とともに、脳機能や免疫に関わる代謝物質インドール-3-乳酸(ILA)の増加が観察され、これらが労働パフォーマンス改善に寄与する可能性が示唆されたという。研究成果は国際学術誌『Gut Microbes Reports』に掲載された。森永乳業は今後、大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」に出展し、腸内フローラとビフィズス菌の未来の可能性を発信する<参考URL>https://www.morinagamilk.co.jp/release/newsentry-4324.html

 <論文掲載情報>「Synbiotic combination of Bifidobacterium longum BB536 and lactulose improves the presenteeism of healthy adults associated with aromatic lactic acids - A single-arm, open-label study」 Riko Mishima, Ryuta Ejima, Satoshi Arai, Ayako Horigome, Eri Mitsuyama, Hiroki Kaneko, Kana Yamaguchi, Keita Kamezaki, Yuka Togashi, Kiyoshi Nakamura, Noriyuki Iwabuchi, Miyuki Tanaka, Toshitaka Odamaki, Shinji Fukuda, and Yuji Naito Gut Microbes Reports, 2025;2(1) URL: https://doi.org/10.1080/29933935.2025.2490092

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