キリン「免疫の状態を可視化する検査サービス」開発へ
執筆者:motoe
キリンホールディングス(社長COO:南方健志)のヘルスサイエンス研究所(所長:村島弘一郎)と株式会社ヘルスケアシステムズ(社長 瀧本陽介、以下ヘルスケアシステムズ社)は、人の「免疫」の状態を可視化する独自の検査サービスを共同開発すると発表した。インフルエンザや新型コロナウイルス感染症に限らず、さまざまな感染症が流行しており、年間を通じて持続的な対策が必要とされる中、感染症対策に加え、健康の土台づくりに重要な「免疫ケア」にも注目が集まっているのが現状。キリンは長年培ってきた「発酵・バイオ」技術を基に、健康維持に深く関わる免疫の研究を進めており、これまでに小田原市などの自治体と連携し、ヘルスケアシステムズ社の既存の検査サービスを用いた「免疫検査イベント」を実施し、そのイベントから、個人の「免疫」の状態を可視化することが人々の「免疫ケア」の意識を高め、行動を促すことにつながることを確認。健康の土台である「免疫」を可視化することは自分自身の健康状態を把握し、毎日を豊かに過ごすことに繋がるソリューションの一つとして非常に重要な役割を果たすという考えのもと、「免疫ケア」への意識・関心を高めるとともに行動の習慣化を一層促すために、個人の「免疫」の状態を可視化する独自の検査サービスを開発することとなったという。なお、キリンでは、35年以上にわたる免疫研究を背景に、個人の「免疫」の状態を可視化するとともに簡便に測定可能な生体指標を見出すことに成功しており、検査サービス開発や事業の実績があるヘルスケアシステムズ社との協業により、キリンが発見した生体指標を利用した独自の「免疫可視化検査サービス」(仮称)の開発を目指し、2025年中に開発および実装に向けた検証を進め、2026年中に段階的にサービス提供を開始する見込み。