キリン「pDCとフレイルの関係」確認
執筆者:shirai
キリンホールディングスと国立長寿医療研究センターは共同研究により、老化により進行する「フレイル」と、免疫細胞「pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)」の活性低下に関連があることを世界で初めて確認した。65歳以上の高齢者141名を対象とした調査で、健常な高齢者に比べてフレイル状態の高齢者はpDC活性が有意に低いことが明らかとなった。pDCはウイルス感染に対する初期免疫応答で中心的な役割を果たす細胞であり、本研究成果は、感染症対策や健康長寿社会の実現に向けた重要な知見となる。研究結果は2025年6月開催の「日本抗加齢医学会総会」で発表予定。今後は、フレイル予防と免疫ケアの観点から活用が期待される。<問い合わせ先>キリンホールディングス株式会社 広報部 https://www.kirinholdings.com