高病原性鳥インフルエンザ、宮崎県にて６例目の疑似患畜を確認

農林水産省は、３１日未明、宮崎県児湯郡高鍋町にて、全国で第６例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜を確認した。３０日夜、高鍋町の養鶏場より過去数日間の２倍程度の死亡鶏が確認され、インフルエンザの簡易検査を行ったところ、Ａ型インフルエンザ陽性を確認。３１日未明、宮崎県の家畜保健衛生所による遺伝子検査の結果、Ｈ５亜型陽性であることが判明し、死亡鶏の状況等も合わせて考慮した結果、同養鶏場の肉用鶏約４００００羽を高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜と判定した。一方で、鹿児島県における高病原性鳥インフルエンザ発生農場を中心とする移動制限区域内の採卵鶏農場９１戸で感染確認検査を行い、３０日、すべて陰性と確認。これを受け、家畜保健衛生所への死亡鶏数の毎報告や出荷開始日または前日の異常の有無確認を徹底した上で、移動制限区域内の採卵鶏農場からの卵の出荷制限を解除した。