<コンビニ創業戦記・附伝>「鈴木貞夫言行録」第25回

      2017/01/19  

第5章・「ソフトブレーン・フィールド時代」(その6) --第25回

第2節「SBF社時代・2016年度上半期」⑥

今回は、≪「鈴木貞夫言行録」第17回≫に続く、SBF時代の2016年度について書きたいと思う。

2016年は、創業11年目を入ったSBF社が、企業規模においても、組織・人材面でも、業績の面でも、また提供するサービス機能面でも、質量共に、基盤整備が進み、目に見えて力をつけてきた年といえる。

その1例として、この創業以来の事務所の変転と、従業員数の増加を見ると次のようになる。

「支店の展開」と「従業員数の増加」

赤坂本社開設――2014年7月14日  総従業員数 127名

関西支店開設――2015年2月 6日        402名

中部支店開設 ――2016年2月 1日        618名

九州支店開設 ――2016年2月 1日        618名

本社分室開設 ――2016年8月 1日        650名

「朝礼スピーチ事例集」⑤

2016年度上半期の朝令スピーチの事例を次に記しておきたい。

――2016年1月5日――赤坂オフイス 

【 明けましておめでとうございます。

今年の新年は、関東地方は小春日和が続き、まことに穏やかなお正月でした。 

迎えた2016年(平成28年)は、平和で穏やかな1年であってほしいと祈っていますが、現実には、国際環境、政治環境、経済環境でも、あらゆる面で厳しい激動が予想されます。

その中で、我がSBF社は、新しい次元に挑戦する年になります。

年末の新年度方針会において、全員で確認したように、近い将来において上場企業を目指すそうということです。

上場企業とは、だれでも知っている有名企業、社会的信頼に値する企業、一流企業の代名詞です。

それは同時に、私たち一人一人が、「上場企業にふさわしい人材に成長していこう」、と云う決意を意味しています。

そのために必要なことは、

1・一人一人が、自分の力を高めること、

2・一人一人が、お互いの力を引き出し合うこと、

3・そして、チームの力を高めていくこと、です。

力とは、「知・情・意=インテリジェンス=人間力」のことです。

一人一人の力は小さくとも、みんなの力が集まれば大きな力に変わるのです。

心も新たに、日々の努力を、地道に、積み重ねて参りたいと思います。

新年の初発句は、

『安らかに 明けよと響く 除夜の鐘』

『しみじみと 行く年来る年 合掌す』

『碧空を 大海原に 初陽航く』

『孫たちに 囲まれいつもの お正月』

『冬ぬくし 雲は変幻 自在なり』

今年もみんなで、「ア・イ・ウ・べ」体操の、唱え初めをしましょう!】

 ――2016年2月2日――赤坂オフイス

【 まだ寒さは残りますが、暦の上では後2日で立春です。

今日は、「情報セキュリティの日」と「夫婦の日」。

さて、昨日の朝礼で、岸田剛史さんと古屋敦史さんの昇格が発表されました。

岸田さん、古屋さん、真におめでとうございます。

一段と責任ある立場に立って、岸田さんは会社経営的視野で、古谷さんは部門全体の視野で、明るく、元気に、活躍していただきたいと思います。

ところで、日本ユース・サッカー・チームが、リオ・オリンピックアジア予選で、2対ゼロとリードされていた最後の15分に、見事な逆転勝ちで強敵韓国を破り、優勝しました。

初めてのアジアチャンピオンに立ち、日本全国を熱狂の渦に巻き込みました。

当初はこのチームはひ弱いと見られて、監督、選手ともに、余り期待されていなかったといいます。

しかし、手倉森誠監督の見事な選手起用の采配と、それに応える選手たちの活躍で、全勝優勝の栄冠を勝ち取りました。

手倉森監督は青森県出身で49歳、若い選手時代には、パチンコとギャンブルに明け暮れる生活だったといいますが、1995年に「モンデティオ山形」監督になってからは、

ピタリと止めて実積を残しました。

2018年には「ベガルタ仙台の」監督に選ばれ、2010年にはJ1に昇格させます。

指導者としての実力が認められて、2014年、U21ジャパン代表監督に就任しました。だが昨年は、代表チームの成績が不振、今回のアジア予選では、不安視されていましたが、今回、見事に全勝で優勝すると云う快挙を成し遂げました。

監督は「ダジャレ好き」で、いつもダジャレを連発して、チームメンバーを、和ませ、

心のゆとりを感じさせ,伸び伸びと働かせる、といいまます。

又、選手一人一人に声をかけ、その持ち味を掴み、生かすことに努めているともいいます。

色々なリーダーシップの在り方があると思いますが、自分なりに参考にしたいものです。 

今日の発句は、

『雪舞えば しとどに曇る 居間の窓』

『亡き人の 一周忌なり 雪しぐれ』

『逆転の 見事なシュート 春を呼ぶ』

『悴みし 指先握り 春隣』

今日も、「ア・イ・ウ・べ」体操で、朗らかにいこう! 】

――2016年3月1日――赤坂オフイス

【 石丸さん、東さん、ご入社おめでとうございます。熱烈歓迎いたします。

共々にSBFの発展とお互いそれぞれの幸せ向上のために、力を合わせて参りしょう。

弥生・3月の始まりです。

弥生とは「いよいよ生い茂る」の意で、本格的春の到来を意味します。

≪枕草子≫の「春はあけぼの」ではありませんが、夜明けが早まり、朝が爽やかに感じられる季節です。

さて、Jリーグがスタート、プロ野球もオープン戦が始まり、開幕が待ち遠しい時期です。

私は巨人フアンですが、昨年、巨人は打撃不振で苦しみました。

高橋由亘新監督のもと、どう立て直すかが大きな課題です。

その役割を託されたのは、巨人で3度目の一軍打撃コーチ・内田順三さん(68歳)です。

余り知られていませんが、34年前に現役を引退してから、広島と巨人で、打撃コーチや二軍監督を続けてきました。

プロ入りしてから47年間、1度もユニフォームを脱いだことのない生粋のプロ野球人。

松井,阿部、高橋、金本、新井など、そうそうたる強打者を育てた大ヴェテランです。 

内田コーチの指導方針は、≪理に叶ったバッティング≫だそうです。そして、

≪コーチに大事なのは、熱い気持ちと、選手に対して先入観を持たないこと。

決して《こいつだダメだ》と云う言葉を使わないこと。

それを云わずに、辛抱強く指導することが大切である。≫と強調しています。

情熱的な内田コーチが、巨人打線を救い出すことができるか、注目しています。

「人材を育てる」「人材の力を引き出す」「人材を活かす」と云う点で、私たちのビジネスにも共通する点があると思いますので紹介します。 

「今日の発句」は、

『月も啾く 二・二六は、春浅し』

『満開の 梅に隠れる 雪の花』

『白々と 弥生の朝の 明けにけり』

『玄関に 雛を飾りて 孫を待つ』

今日も「ア・イ・ウ・べ」体操で、爽やかにいきましょう! 】

――2016・4・5――赤坂オフイス

【 桜の花盛りに、嘆きの長雨が続きますが、菜種梅雨というそうです。

今日は、「清明の日」「デビューの日」です。「ヘアーカットの日」でもあります。

明治5年に東京府が、男女差別の象徴・「女性断髪禁止令」を出したことに因むといいます。

さてこの4月1日から、『女性活躍推進法』が施行されました。

毎日新聞に、来日中のノルウエーのオ―レミク・トンメセン国会議長とのインタビューが出ていました。

ノルウエーは、女性の活躍で他の北欧諸国と共に、世界の最先端をリードしている国。

ノルウエーでは、女性参政権は1913年(103年前)、初の女性首相が1986年、その年、閣僚の半数が女性となりました。

現在、国会議員の39・6%が女性です。日本は衆議院で、9・5%です。

また、2003年には、上場企業の役員の4割以上を女性とする「クォーター制」を、

法律で義務付け、約5年後に達成しました。

さらに、父親だけが取得できる有給育児期間の「パパ・クオーター制(現在10週間)」を、世界で初めて採用しました。

トンメセン議長は、≪男女平等は、労働力の」有効活用につながり、経済的な利益を生むのみならず、民主主義の発展のために必要です。

民主主義のもとでは、全ての人が等しい権利を持っています。

それが人口の半分に当たる人々の権利が、大事にされていないのは大きな矛盾です。

全ての人に関わる決定を、人口の半分だけで決め、残り半分に発言権がないのは、

真の民主主義ではありません。

企業の取締役会や社会の指導的地位に女性が増えたら、持続可能性は高まります。

女性が等しく参加する社会では様々な見方が出て、ずっと楽しいた社会となります。≫、と語っています。

インタビューを担当した毎日新聞・福本容子記者は、

「日本が為すべきことは何か。

女性や少数派や弱い立場の人の権利が等しく大事にされ、全ての人の能力が十分生かされる社会を目指すことが、本当に強い日本を作る道ではないか」と、感想を述べていました。共感しましたので紹介します。 

今日の発句は、

『束の間の 花の命を 散らす雨』

『菜種梅雨 雀隠れの 丈伸びて』

『傘さして 桜を仰ぐ 風情かな』

『お別れの 春は門出の 花盛り』  

<ア・イ・ウ・べ」体操で、和やかにいこう! 】

――2016・5・20日――赤坂オフイス

【 爽やかな5月晴れが続きます。今日は『東京港開港記念日』です。

74年前の1941年(昭和16年)の今日、芝浦・竹芝埠頭が完成、外国貿易港として、国際的に公認された日です。太平洋戦争が始まる半年前のことです。

貿易は平和があってのことで、歴史の皮肉ともいえますが、敗戦後の日本経済の復興と高度経済成長に東京港は極めて大きな役割を果たしました。

さて今日は、2年連続で箱根駅伝を制覇した青山学院大学・陸上部の原晋監督のインタビュー記事から、ご紹介します。

原さんが、監督就任以来、選手全員に課したのは、「それぞれに長期・中期・短期の目標を紙に書かせ、それを寮内に張り出させ、皆に共有させること」でした。

ここで短期目標とは、「半歩先の目標」の事で、手の届く目標を掲げて、到達することを繰り返せば、選手たち各自の自主性が生まれ、チームの質が高まるとの考えです。

≪目標を立て、書き出し、仲間で共有することで、個人が結果をだすだけではなく、連帯感が生まれ,達成した時の喜びも倍増し、さらなる高みへ挑戦するモチベーションにつながる≫、と語っています。

何事も、目標を明確にすることが大切だと思います。

会社も各部門も、個人も目標をもって動いています。

目標を立てることで、

①やるべきことがはっきりする、

②生活が有意義になる、

③達成感が味わえる、

④辛いことが楽しくなる、といいます。

SBFはこの第1Qを、大勝利で勝ち超え、第2Qも、極めて順調な見通しですが、

マクロ経済は必ずしもそうではありません。気を引き締めて着実に前進しましょう。

今日の発句は、

『木の葉陰 探して歩く ゴルフかな』

『爽やかな 緑の風や 夜半の月』

『パンジーは、赤・白・黄色 濃紫』

『冷房の 恋しきころと なりにけり』

今日も「ア・イ・ウ・べ」体操で、明るく行こう! 】 

――2016・6・10――赤坂オフイス

【 今日は梅雨の中休み、暑くなりそうです。

先週お話した山王祭、今たけなわです。今日は境内で神幸祭。

さて、舛添知事問題です。

元美濃部都知事の秘書室長を務めた作家の童門冬二さんが、この問題に関して、毎日新聞に寄稿していました。その要点は、

《 舛添さんは、「自治の意味を取り違えているのではないか。

民主主義は、即ち、個人の自治、地方の自治、国家の自治である。

地方自治とは、自主性・独立性を重んじると云うことだが、それは決して勝手気ままにやることではない。

自治とは、本来、「自分で自分を治める」ということだ。

やったことの責任は、自分できちんと自分で取るということである。

江戸時代の為政者たちは、映画の「水戸黄門」に出てくるような「悪代官ばかりではない。むしろ名君の方が多かった。

大部分の為政者は、『君主は民の親である』と考えていた。

「君は舟なり。民は水なり。」と云うことを、いつも念頭においていた。

水である民は、船である君主が良い政治を行っていれば、何も云わず支えてくれる。しかし悪政を行えば、怒って船を覆す事もあるのだ。」と知っていた。

従って、為政者は、単に民を子と思うだけではなく、日常の一挙手一投足が、民の模範となるように心掛けたのだ。

当時の為政者たちは、孔子の教えた「修身・斉家・治国・平天下」のプロセスを自分の辿るべき道と修行に励んだのである。 》です。

枡添都知事に限らず、最近の世界や日本の政治家、一流大企業の経営者などに、この言葉の意味をしっかりと噛みしめて欲しいと思いますが、皆さん如何でしょうか。

今日の発句は、

『梅雨烟る 松の古木に 蟻の列』

『松笠は 甘いか蟻の 群れ集う』

『楠の 青葉芳し 山王祭』

『紫陽花も 七変化する 飛鳥山』

「ア・イ・ウ・べ」体操で、快活にいきましょう! 】

 

鈴木貞夫の10年譜」④

<2016年(平成28年)度上半期>

「1月度」

5日・SBF出社 幹部会議

7日・JFA賀詞交換会(ザ・プリンスパークタワー)

8日・SBF出社

12日・SBF出社 幹部会議

14日・第119回SCゴルフ会(千葉CC川間C)

7139

(スタート前に)

15日・京都近鉄(旧丸物)社友会(新都ホテル)

7141

(酒井さん船越さんと

19日・SBF出社 幹部会議

22日・SBF 出社

26日・SBF出社 幹部会議

29日・SBF出社 役員会

「2月度」

2日・SBF出社 幹部会議

4日・第120回SCゴルフ会(千葉CC梅郷C)

5日・SBF出社

9日・SBF出社 幹部会議

12日・SBF出社

16日・SBF出社 幹部会議

19日・SBF出社

23日・SBF 幹部会議

25日・第121回SCゴルフ会(千葉CC野田C)

26日・SBF出社

「3月度」

1日・SBF出社 幹部会議

4日・SBF出社

8日・SBF出社 幹部会議

フードビス協議会(学士会館)

11日・SBF出社

13日・ローソンFCSカップ会(紫CCあやめC)

15日・SBF出社 幹部会議

18日・SBF出社 役員会

23日・SBF出社 幹部会議

25日・SBF出社

29日・SBF出社

31日・SBF出社

「4月度」

5日・SBF出社 幹部会議

   一扉会(如水会館)

7日・一木会(如水会館)

8日・SBF出社

第3回「やっぱ好きやねん!第3回ローソンOB会」(御徒町吉池)

7140

(参加の皆さんで)

 

10日・第122回SCゴルフ会(野田市パブリックけやきC)

7142

 

12日・SBF出社 幹部会議

    フードボイス協議会(学士会館)

15日・SBF出社

19日・SBF出社 幹部会議

22日・SBF出社

26日・SBF出社 幹部会議

28日・SBF出社 役員会

「5月度」

6日・SBF出社

9日・第52回YJ会(湘南CC)

10日・SBF出社 幹部会議

    フードボイス協議会(学士会館)

13日・SBF出社

17日・SBF出社

19日・第12 3回SC ゴルフ会(千葉CC川間C)

7133

(スタート前に)

 

20日・SBF 出社

21日・第10回SBFカップ(キングダムGC)

7134

(SBFカップ参加者全員で)

 

24日・SBF出社 幹部会議

25日・JFA定期総会(ANAインターナショナルホテル)

26日・一橋三寮会(川崎国際緑地GC)

27日・SBF出社 役員会

29日・ローソンFCSカップ会(紫CCあやめC)

31日・SBF出社 幹部会議

「6月度」

3日・SBF出社

7日・SBF出社 幹部会議

8~9日・第125回SCゴルフ会(ロぺ倶楽部)7135

(記念写真)

 

10日・SBF出社

13日・如水会代議員総会(如水会館)

14日・SBF出社 幹部会議

    フードボイス協議会(学士会館)

17日・SBF出社

21日・SBF出社 幹部会議

24日・SBF出社 役員会

28日・SBF出社 幹部会

                       以上

       (バツクナンバーは「鈴木貞夫プロフィール及び目次と索引」を検索)