GI「臨床栄養のためのGlycemic Index」出版

      執筆者:編集部

糖尿病の食事療法を徹底して研究するグループGIの10周年記念として「臨床栄養のためのGlycemic Index」が出版された。出版まで8年の歳月をかけ、ようやく納得に行く内容に仕上がったという。糖尿病は食事療法が最善とされるが、一般的に食事療法をどうすればいいのかはっきりしていない。何を基準に食事療法をすればいいのか、日常の食事の中で、食後の血糖指数はといわれても素人にはわからない。同書はこれらの問題を解決してくれる手引書でもある。GIとは1981年、カナダのJenkinsによって提唱され、その後、オーストラリア、ヨーロッパ、アジアに広がり、日本では元慈恵医大教授田中照二氏(現立川中央病院付属健康クリニック院長)が中心となり啓蒙活動を行っている。出版社第一出版、監修細谷憲政氏(東京大学名誉教授)、代表編著者田中照二氏、鈴木成正氏、杉山みち子氏、初版平成23年11月30日、定価2600円(税別)。