第388話 和食の定義

     

一般社団法人 和食文化国民会議が11月24日の「和食の日」記念イベンにおいて「和食の定義」を発表しましたので、ご紹介します。1

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和食会議が提唱する「和食の定義」

 和食とは、米飯を主食とし、ご飯に合った汁・菜・漬けもの及び多様な菜によって構成される献立を基本に、正しく箸や椀などを使う日本の食習慣である。
味わいは、だしからとられるうま味をベースとし、醤油、味噌、酢、などの伝統的な調味料を用いてつくられる。その意味で粉食のうどんや蕎麦も和食である。また伝統的なスシや郷土の食はもちろん、日本で育まれ培われて日本人の生活に定着しているものは和食の範囲に含まれる。
和食はおおむね低脂肪であることで日本人の健康に貢献している。
和食は、主として国産の食材を使い四季おりおりの自然の恵みに対する感謝の念とこれを大切にする精神に支えられ、地域や家族をつなぐ日本人の生活文化である

                      平成28年11月24日
一般社団法人 和食文化国民会議
会長 熊倉功夫

(注)強調文字は筆者

なお、小生も「和食とは何か」を試案してみましたが、なかなか難しいですね。
「和食は料理の芸術品」↓
http://www.edosobalier-kyokai.jp/tk/thinktank.html#list3

〔挿絵 ☆ 江戸ソバリエ協会理事長 ほしひかる