AGF「2016 ブレンデイ 器の絆プロジェクト」
執筆者:auc_shonin
AGFは、2012年より取り組んできた被災地の復興応援活動「AGF〈ブレンディ〉 器の絆プロジェクト」の一環として、本年も宮城県、福島県、青森県において、各県に住む親子を対象とした器の絵付け体験を開催してきた。さらに平成28年熊本地震を受けて活動を拡大し、12月10日に熊本県、12月11日に大分県での初開催を経て、本年度の活動を終了した。
「AGF〈ブレンディ〉 器の絆プロジェクト」は、被災した窯元(かまもと)の復興を応援するとともに、コーヒーカップという“器”を通して、東北地方の伝統的な焼き物文化を全国に紹介し、被災地の人々においしさとくつろぎを届ける場を設ける活動。5年目を迎える今年はデザイナーのコシノジュンコさんを各会場に講師として迎え、コシノさんが東北3県で活躍している窯元とそれぞれ共同で制作した器に、熊本県・大分県の親子が絵付けを体験。また、絵付け体験の後には、その場で焼き上げ制作した世界にひとつだけの器で、コシノさんとAGFが共同で開発した新商品「〈ブレンディ〉スティック 黒糖ジンジャー・オレ」などを味わう茶会を実施。コシノさんは、「自分の想いを絵で表現することで、今日という大切な一日を一人ひとり器に刻めたと思います。東北で震災の経験をされた窯元さんが焼いた器に、親子で絵付けを行うという経験はいい思い出になったのではないでしょうか。」と感想を述べ、参加者と「〈ブレンディ〉 スティック 黒糖ジンジャー・オレ」などを楽しんだ。AGFでは今後も本プロジェクトを通じて、東北に加え、新たに熊本県・大分県の人々との“絆”づくりに尽力し、心もからだも温まる一杯と、くつろぎのひとときを提供する。