リバネス「代表取締役CEO 丸 幸弘 新年挨拶」
2017/01/18 執筆者:編集部
「酉年」である2017年、巣から鳥が羽ばたくように、リバネス、そしてパートナーの皆様の研究や事業が飛躍する年となることを確信しております。リバネスは、”Leave a nest=巣立ち”という社名の由来の通り、自分が情熱をもって取り組める課題を社会の中から見つけ、それを解決することによって世の中に新しい価値を生み出すリーダー人材が「巣立つ」場所をつくってまいりました。今年の6月14日に15周年を迎えるにあたり、リバネスグループとして「使命感とリーダーシップ」というスローガンを掲げました。リバネスは15年前に15人の大学生・大学院生が「使命感とリーダーシップ」をもって創業したベンチャー企業です。受験という固定観念に縛られ、感性をもった人材を見過ごしている教育の現状や、博士号を取得しても就職先がなく、優秀な研究者が活躍できていない現状を変えたい。この課題に対して、使命感とリーダーシップをもって声をあげたのがリバネスです。昨年は、世界中に激震が走った1年でした。フィリピンにおけるロドリゴ・ドゥテルテ氏の大統領就任、 イギリス国民投票におけるEU離脱派の勝利、そしてアメリカ次期大統領にドナルド・トランプ氏が当選――。これらに共通することとして私が感じたのは、「こうあるべきだ」「こうしなければいけない」という固定概念によって凝り固まった「形式上の責任感」を世界の人々が切り崩したがっているのではないか、ということです。肩書によって背負わされた「形式上の責任感」では、新しいコトをおこすことはできない。それに、世界中の人々が、インターネットの情報に流されず、気づき始めたのではないかと思うのです。「自分がこれを解決するのだ」「それを自分がやらないのであれば誰がやるのだ」という「使命感」をもち、そして「リーダーシップ」を発揮して、チームでそれに取り組む人のみが世界を変えられる。私は、そう確信しています。
昨年、リバネスは、教育・研究・創業における課題を解決するための知識プラットフォームをシンガポール、マレーシア、タイ、インドに広げ、アジア最大のプラットフォームへと成長させました。今後、このプラットフォームを世界最大にまで拡大し、科学技術の発展と地球貢献を実現していきます。 そのスタートラインに、今年、ようやく立つことができました。今年も、多くの企業や大学、自治体の方々に、リバネスの使命をご理解いただき、パートナーシップを組んで、みなさまと共に「科学技術の発展と地球貢献の実現する」ために様々なプロジェクトに取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社リバネス
代表取締役CEO 丸 幸弘