宝「のみごろサインシール」ホログラム商標として登録

      執筆者:motoe

宝ホールディングでは、事業会社の宝酒造が発売する“清酒松竹梅特定名称酒スリムパック”シリーズに使用している「のみごろサイン」シールが、特許庁に商標登録出願をしていたところ、このたび、商標登録第6241211号として登録されたことを発表した。この登録商標は、日本初の温度変化により表示内容が変化する登録商標であり、示温インクを用いることで商品の温度により、表示される内容の一部が変化する商標。2015年から導入された、音商標、色彩のみからなる商標、動き商標などの新しいタイプの商標のひとつであるホログラム商標の一種で、酒類カテゴリーにおける初めてのホログラム商標登録となる。同シールは、シリーズ商品のパッケージ正面に貼付されており、商品が冷えるに従って徳利の色が濃くなっていき、飲みごろの温度になると「のみごろ」の文字と雪の結晶のデザインが浮かびあがるマークで、飲みごろ温度がひと目で分かり、最適な温度で飲むことができるシールとして好評を得ている。今回の商標登録により、同社グループ以外はこれと類似するシールの使用ができず、シリーズ商品を識別する商標としても認知を高めていきたいとしている。