<コンビニ創業戦記「鈴木貞夫言行録」>(第48回)

      2020/12/21  

第5章・「ソフトブレーン・フィールド時代」(その27)

「朝令スピーチ事例集」(その28)

――2020・6・30ーー

-全国の皆さん、お早うございます。2か月ぶりに、心のハイタッチを送ります。

2020年の上半期は、新型コロナ・パンデミックという未曽有の危機に直面した中で、

皆さん全員の誠実なご努力、ご協力、そしてお取引・クライアント様の温かいご理解により、相応の結果を示すことが出来ましたこと、本当にご苦労様、そして有難うございました。

新型コロナ・パンデミックは、現在も世界で急速拡大中であり、国内でも未だ終息の見通しが立たず、第2波襲来の懸念があり、長期化する見通しにあります。

そうした中で、わが社も4月の緊急事態宣言以来、感染防止のために「在宅テレワーク」が導入されています。

本年5月の時事通信社による「働き方に関する世論調査」では、「テレワークを拡大するべきだ」の声が7割に達しています。

現在のデジタル・オンライン社会では、「オフイスに出勤しなくても、仕事の生産性を上げることが出来る」、と多くの人が実感し始めている証拠です。

今後益々、『在宅テレワーク』と「対面オフイスワーク」とを組み合わせた「新しい働き方」が定着していくものと確信しています。

『在宅テレワーク』には、三つのメリットがあります。

1・新型コロナウイルス感染対策として有効であること

『三蜜』=(蜜閉・蜜接・密集)を回避する最も効果的方法になる

2・『ワーク・ライフ・バランス』の向上のチャンスとなること

  「長い通勤時間・満員電車」の苦痛からの解放

  「時間の使い方」が変わる=仕事・家事・子育て・学習・趣味・娯楽・団らんなど

3.組織と個人の『惰性』を破るチャンスとなること

  *『自律力』=生活リズムを確立し、主体的に課題を見つけて動く自律型人材となる

  *『俯瞰力』=時代観・全体観・時代の潮流を読む力を磨く

  *『レジリエンス力』=困難を乗り越える力・粘りと根性を磨く

一方で、「対面オフイスワーク」にも当然メリットがあります。

 1・直接顔を合わせることで組織の一体感、チームワークの維持強化につながる

2・五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚)を通じて、お互いに全人的理解が深まる

「在宅テレワーク」は,二感(視覚・聴覚)中心の部分的理解になりがちである 

要するに、「ウイズ・コロナ」の時代を生き抜く新しい働き方は、この二つを組み合わせた

「いつでも、どこでも、誰でも、自由に働ける職場つくり」の第一歩となると確信します。

                                                                                           以上

『上半期報告会スピーチ』

ーー2020・7・9 ーー

全国の皆さん わが社史上初・SBF社史に残るリモート全体会議、真にご苦労様です。

先ずは心のグータツチを送ります。

未曽有の新型コロナ・パンデミックに加えて、日本列島縦断・豪雨災害に見舞われる中で、

久ぶりに皆さん全員の明るく、元気なお顔にお会いできてうれしい限りです。

木名瀬さんはじめ各役員から、上期総括と下期方針施策について、発表・確認されました。

コロナとの闘いは、まだ厳しい長期戦が予想されますが、着実な実行、実践を期待します。

FM本部の発表の中に、『プロのFM・コンサルタントを目指す』とのフレーズがありましたが、まさにウイズ・コロナの時代に求められる「SBF人材」を示す適格な表現ではないかと共感いたしましたので、私の考える「プロのFMコンサルタント」のマインド・三要件を紹介します。

《プロのFMコンサルタントの三要件》

1・『自律力』を磨く

   生活リズムを確立し、主体的に課題を見つけてチームの動きを創る力

2・『俯瞰力』を磨く

   時代の底流を掴む力

=「SDGsの17目標」、「人間の安全保障」、「国際協調」の視点など

3・『レジリエンス力』を磨く

   困難・試練を乗り超える力、粘りと根性を養う

最後に、近代日本を切り開いた明治維新のパイオニアの一人、肺結核により29歳で病死した幕末の志士、高杉晋作が、遺した辞世の歌を紹介します。 

『面白き こともなき世を 面白く 住み為すものは 心なりけり』

                                  以上

鈴木貞夫年譜・2020年度第2四半期①」

『6月』 2日 業績MT

        役員NT

     9日 役員MT 

        経営会議

    16日 業績MT

    23日 役員MT

        経営会議

    24日 監査役会

        取締役会

『7月』 7日 役員MT

        経営会議

     9日 上期報告会

    14日 役員MT

        経営会議

        フードボィス会(於学士会館)

    17日 監査法人面談

    21日 役員MT

    28日 業績MT

        監査役会

        取締役会 

                                                                                     以上

 (次号は第49回に続く)

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