キリンビール「仙台工場にRTD製造設備」新設
執筆者:motoe
キリンビール(社長:布施孝之)は、さらなるRTD商品の販売数量増加に備えて、キリンビール仙台工場(工場長:荒川辰也)に新たにRTD製造ラインを新設し、2022年2月の稼働を予定している。RTD市場は、消費者の嗜好の多様化などにより拡大傾向が続いており、本年10月の酒税改正以降はこの傾向がさらに強まると予想されている。RTDの販売数量の増加に対し、同社では、今回約75億円を投資し製造ラインを増設することで、製造能力を確保。今回、2019年RTD製造開始の名古屋工場に続いて、東北エリアに新たに7つ目となるRTDの製造拠点を設けることで、他エリアからの長距離転送の抑制および環境負荷軽減を実現し、長距離転送の削減により、年間のCO2排出量を約3,000t削減できると試算している。【RTD製造設備概要】■稼働開始時期:2022年2月(予定) ■導入工場:キリンビール仙台工場(宮城県仙台市宮城野区港2-2-1) ■製造能力:約140,000KL/年 ■投資額:約75億円(物流機能増強に対する投資含む) ■製造対象商品:「氷結®」「キリン・ザ・ストロング」「本搾りTM」などのRTD主要商品