第814話 第21回更科蕎麦と江戸野菜を味わう会

     

― 更科堀井 秋の会 ―

 

 

 

 

 

令和4年10月25、26日。更科蕎麦と江戸野菜を味わう会「更科堀井 秋の会を開催した。
 江戸野菜研究家の大竹先生が季節の江戸野菜を選び、そして今回は堀井社長が完全無投薬で自然水養殖の「霧島サーモン」と琉球の在来豚「アグー豚」を推薦し、それらの食材で林先生がレシピを創作、それをもとに更科堀井の河合料理長が料理される。
   秋の膳の御献立は、下記の通り。
    一 霧島サーモンの江戸野菜カルパッチョ
 一 滝野川牛蒡入り蕎麦掻 山椒油添え
 一 ごせき晩生小松菜の蛤出汁お浸し
 一 揚出し内藤南瓜のバラ海苔餡かけ
 一 アグー豚とおいねのつるいもの〝蕎麦屋の肉じゃが〟 
 一 内藤唐辛子ピリ辛鴨汁 もり蕎麦
 一 内藤南瓜お汁粉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、いずれも美味しかったが、霧島サーモン鮭と千住葱の紫芽のカルパッチョの上品さ、《アグー豚とおいねのつるいもの〝蕎麦屋の肉じゃが〟》の安堵感が好評だった。 
   なかでも、驚きの発想は《滝野川牛蒡入り蕎麦掻 山椒油添え》《内藤唐辛子ピリ辛鴨汁 もり蕎麦》《内藤南瓜お汁粉》の三品。土の匂いを感じる牛蒡入り蕎麦掻。林先生ご自身も蕎麦掻き新時代といわれている。鴨ヌキなのに、鴨の味が強く感じられ、しかもピリッ辛が利いた鴨汁。そして、ねっとり系の内藤南瓜のお汁粉も甘すぎず新鮮だった。
 一品だけが驚きの料理というのはよくあるが、全品驚愕の連続というのはめったにない。もしかしたら林先生は天才だろうか。その天才料理を食べない人は、人生の10年は損しているかもしれない・・・。

 〔江戸ソバリエ協会 ほし☆ひかる〕
料理写真:藁科美伸、イラスト:ほし☆ひかる