カルビー「がんアライアワード2022」ゴールド受賞
執筆者:shirai
カルビーは、がんアライ部が主催する「がんアライアワード2022」にて、最高位となる「ゴールド」を受賞した。同社は、就労との両立支援の中で、一人ひとりに寄り添う当事者を中心としたサポート体制が整っていることや、治療と仕事の両立を支援する風土づくりを支援していることなどが評価され、受賞の運びとなった。「ゴールド」受賞は昨年に続き2度目となる。「がんアライ部」は、治療しながら働くがん罹患者がいきいきと働くことができる職場や社会を実現するため、民間プロジェクトとして2017年10月に発足。「がんと就労」問題を解決するための勉強会やがんを治療しながら働くことを理解するためのイベントなどを開催することにより、がん罹患者が働きやすい環境づくりをサポートしている。2018年から「がんアライアワード」を開始し、がん治療をしながら働く人を応援する企業・団体を表彰している。今年度同社は、がんと仕事の両立支援に関する主な取り組みとして、がんに関する基礎知識をまとめた「CalCAN's(カルキャンズ)レター」を保健師から四半期ごとに発信。イントラネットで全社配信するほか、工場内での掲示を促し、オフィス勤務者のみならず全社単位でがんに対する理解の浸透を促進した。また、レターの末尾には保健師限定のメールアドレスを掲載し、相談しやすい風土の醸成を図っている。さらに、社内啓発を目的としたイベントとして、がんサバイバーが講師となり、自身の罹患経験を語る社内オンラインイベントを開催。さまざまな部署から約40名が参加(アーカイブ録画も公開)し、事後に実施したアンケートでは全員が「学びにつながった」と回答し、社員が自分事に置き換えて理解する契機となった。9月には、がんサバイバー社員と、罹患者を積極的にサポートしたい社員の集まるコミュニティ「Cal CAN’s」の設立1周年を記念したオンラインミーティングを実施し、活動の振り返りと今後に向けたディスカッションを行った。がん罹患者や悩みを持つ人が相談しやすい環境づくりに向け、新たな施策の検討および実行に向けた活動をしている。 ※参考:「がんと仕事の両立支援に関する当社の取り組み」(継続) https://www.calbee.co.jp/newsrelease/211130.php