博水社「沖縄県大手量販店ハイサワー取扱い開始」

      執筆者:編集部

発売30周年を迎える清涼飲料「ハイサワー」製造販売博水社(東京都目黒区、田中秀子社長)は沖縄県の流通大手が運営する量販店のほぼ全店でハイサワー5種類の取り扱いを決定、5月中旬から各店舗の泡盛設置コーナー近くで販売することになった。沖縄で島酉(しまざけ)として親しまれている泡盛のハイサワー割りを島ハイサワ―と命名し、沖縄版ハイボールとして新たな飲み方を提案する。今回、ハイサワー沖縄初進出はテレビ朝日の人気番組「タモり倶楽部」で泡盛のハイサワーレモン割りの紹介がきっかけで実現した。同社が同県で本格的にハイサワーを配荷するのは初めて。流通・酒問屋からは泡盛の出荷量が5年連続で前年割れという状況や若者離れへの新機軸の対応策として期待されている。宣伝告知はハイサワーをラッピングした配荷用バンを走らせるほか「島ハイサワー」の店頭ポスタ―やPOPで販売促進活動を行う。沖縄県酒造組合によると沖縄県酒造組合連合会によると2009年泡盛出荷量は前年比3,7%減の2万3415キロリットルで5年連続の前年割れ、飲酒人口の減少や焼酎の流入で県内出荷も同3,0%減となっている。