第413話 橋コレクション
2017/04/21
別館:「嘴から橋まで、箸のお話」
物を食べる道具の世界の割合は、箸食、フォーク・スプーン・ナイフ食、手食が各々約三分の一ずつらしい。
そのうちの箸食はアジア中心であるが、その箸についてのレポート「嘴から橋まで、箸のお話」を下記のブログに掲載した。
http://www.edosobalier-kyokai.jp/tk/thinktank.html#list3
取材中、始、初、端、嘴、箸、橋、柱、梯・・・、は同じ語源であることに思い当たり、各地を訪ね歩いたときに渡った橋をスケッチしておいた。
いずれも、稚拙な絵だが、思い出に残る橋もある。これまでに書いたエッセイや小説にもだいぶ登場させた。
そんな橋の中の、石橋は描きやすいが、木橋は構造が複雑で難しかった。
とくに三大奇橋といわれる大月の猿橋は複雑すぎてとうとう描けず仕舞いだ。
また、肥前鍋島公の茶室は幕末の写真を見ると、見事な木造の太鼓橋があるが、現代の茶室にはそれがない。
広島の錦帯橋もよくもまあ造ったものだと舌を巻く。
そんなことをふくめて、その一部を載せておきたい。
〔絵 ☆ ほしひかる〕