<コンビニ創業戦記・「鈴木貞夫言行録」>(第38回)
2019/01/22
第5章・ソフトブレーン・フィールド時代(第18回)
《 賀正 》
時代は、千年に一度、百年一度の大転換期を迎えていると云われますが、
2019年が、人類にとって、一歩ずつでもより良い方向に向かう一年となりますように、
心からご祈念申しあげます。
2019年 元旦
『朝令スピーチ事例集』⑰
ー―2018・11・6――
全国の皆さん、お早うございます。心のハイタッチを送ります。
明日は立冬、いよいよ冬の到来です。
今日は『アパートの日』。
1919年(明治43年)、東京で初めての「アパート」が完成したことを記念。
さて、このところ、スポーツで平成生まれ若手選手の活躍が光りますね。
プロ野球日本シリーズも壮烈な闘いでした。
ホークス、カープ両チーム共に力を出し切り、優勝への執念が強く感じられました。
何事も勝つことは素晴らしい喜びです。ビジネスも同じです。
勝てば、また新しい大きいステージへ登ることができるからです。
私たちも、この平成最後のラストステージを、『ハッピ・ワーキング』で大勝利しましょう。
全員が心から、「ハッピー・ワーキング」すれば、必ず勝利します。
私の考えによれば、「ハッピー・ワーキング」とは、
①・クライアントさん及び地域生活者を、よりハッピーにしよう
②・現場・キャストさんを、よりハッピーにしよう
③・社員同士がお互いを、よりハッピーにしよう、
と心に決めて、先ずは、自らが、自分なりに「ハッピー・ワーキング」に努めることです。
自分なりに、「より明るく」、「より元気に」、「より楽しく」をモット―に、日々の仕事に取り組むことです。
そう決意した一人の行動は、必ず周りに影響し合い、波及していきます。
必ず職場が明るくなります。職場が明るくなれば生産性が必ず上がります。
業績は一人で作るものではありません。
チームが作るもの、組織全体で作り上げるものです。
チーム全体を、組織全体を前向きに、明るくすることができれば、必ず業績は上がります。
平成最後の年末を『ハッピー・ワーキング』の大勝利で締めくくりましょう!
今日の発句は
『名も知らぬ 小鳥啼くなり 秋深し』
『秋の陽に 真白き山王 大鳥居』
『立冬や 喪中葉書を 発信す』
今週も<お陽さま顔出し『ワッハッハ!』>で元気に行こう!
――2018・11・13ーー
全国のみなさん。お早うございます。心のハイタッチを送ります。
今年も早いもので後48日です。気力充実で、元気に乗り切りましょう。
一昨日の11月11日は、第一次大戦終結100周年、パリで、世界の首脳が参集して記念式典がおこなわれました。
フランスのマクロン大統領は、大戦の悲劇を繰り返してはならないと、分断と対立の世界の現状に対し、国際協調と平和の大切さを強調しました。全く同感です。
さて、今上映中の映画・『十年後・TEN YEARS JAPAN』のお話です。
毎日新聞の紹介によると、エクゼクティブ・プロデュ―サ―・是枝裕和監督が脚本を監修、28歳~42歳の若手監督5人が、10年後の日本社会や人間をテーマに競作した短編のオムニバス作品で、時代に対する批判精神に溢れた挑戦的な映画だとのことです。
第1話は、社会保障費抑制のため、国が75歳以上の低所得者に安楽死を勧めていく衝撃的な設定ですが、荒唐無稽とは思えない。
第2話は、こどもが全員にAIスピーカー装置を付けられて、全行動を管理される物語
第3話は、娘が亡き母のスマホに残ったデータを見て、母の隠れた秘蜜の一面に思い悩むネツト社会のサスペンス・スト―リー。
第4話は、放射能汚染で日本人全員がみな地下に移住した社会、青空を仰ぐ事のできない希望なき生活の物語。
第5話は、「美しい国」を守ると云う理由で徴兵制度が始まる社会を描くが、『こうなったら終わりだよ』との重い問い掛けがあるといいます。
本作品は、若き作り手たちが、「高齢社会」、「AI,デジタル化」、「環境汚染」、それに「戦争」と、すぐれて今日的なテーマについて、大声ではなく、静かに、しかも、はっきりと主張した映画ということです。
10年後と云えば遠い先のような気もしますが、気が付けば「アッ」と云う間かもしれませんね。10年先が時代の変化の中でどうなって行くのかを考える良い機会に成るかもしれません。私も是非観たいと思います。
今日の発句は
『短日や 帰り急かるる ゴルフかな』
『小春日や 洗濯物の 旗の列』
『陽当たりの 方から散るや 枯れ落ち葉』
今週も<お陽さま顔出し『ワッハッハ!』>で元気に行こう!
ー―2018・11・20ーー
全国の皆さん、お早うございます。心のハイタッチを送ります。
今日は商売繁盛を祈る「恵比寿講」の日。
昨夜今朝と、日産のカルロス・ゴ―ン会長不正疑惑で逮捕のニュースで、大騒ぎです。
遣り手の国際的経営者として有名ですが、「何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。
さて、安倍政権が地方創生をめざして『「まち・ひと・しごと」創生法』を成立させてから4年経ちますが、未だに東京への一極集中の流れは大きく変わっていないのです。
少ない成功例の一つとして、新潟市に地域創生で注目される美容院・「イタクラグループ」のことが新聞に報道されていましたので紹介します。
ANAクラウンプラザホテル新潟に本店を構える板倉雄三さん(45歳)経営の美容院。
板倉さんは、実家が美容院、高校卒業後に米ロスアンゼルスの美容学校に留学して資格を得た後、米国と東京で修業、27歳の時に父親が亡くなり、経営を引き継ぎました。
日米での経験を生かし、「価格競争で大量の顧客を獲得する手法から、丁寧に一人一人のお客を大事にする経営」に方針を変更します。
若い美容師たちに、「美容師は、美容を通じて人を幸せにする仕事であり、コミュニケーションが大切だ」と教え続けます。
熱心な人材育成が効果を上げて、18年後の今では市内に8店舗となり、美容師も地元・新潟出身ばかり80人を雇用し、定着率も高いといいます。
若者が地域に定着するためには、仕事だけでなく地域と人を結びつける「HUB的人材」が重要であり、故郷に住むことの楽しさや仕事へのプライドを、一緒に実感させてくれる。
板倉さんのような経営者の存在が、地域創成には不可欠と評価されています。
板倉さんは、「今後、美容院を地域のコミュ二ティ・サロンにし、自分たちで町を面白くしたい」と夢を語っています。
今アメリカをはじめ、新たな企業形態「べネフィット・コーポレーション」=「B・コーポレーション」の考え方が重視されつつあるといいます。
営利企業でありながら、「従業員や取引先、地域、環境に対する貢献を経営の基本目的とする企業」のことです。
参考にしたいと思います。
今日の発句は、
『小春日や 鴉も祝う 七五三』
『七五三 女宮司の 白袴』
『白鳥の 連なる飛形 美しき』
『短日の 入り日に映える 紅葉かな』
今週も、<お陽さま顔出し『ワッハッハ!』>で、元気に行こう
――2018・11・27ーー
全国の皆さん、お元気ですか。心のハイタッチ を送ります。
今日は『ノーベル賞制定記念日』。
123年前の1895年(明治28年)、アルフレッド・ノーベルが、「ダイナマイトの発明で得た自分の遺産を基に、人類の平和に貢献した人に、毎年贈る」と遺言状を書いた日を記念して制定。
今日は、日本電産創業者・永守重信会長(74歳)が、京都学園大理事長就任した時のインタビュー記事の要旨を紹介します。
《日本電産は、創業45年、現在では世界43カ国で、グループ300社、従業員約18万人、約4兆円の会社に成長した。
これができたのは、夢と理想があり、それに向って努力してきたからだ。
企業成長の原点は全て人に尽きる。私は創業者として「人間作り」が専門である。
私はいつも夢と理想を語る。何をやるにも、最初は夢と理想である。
夢と理想が無くて、新しい事は始められない。
京都学園大学は、夢と理想に燃えた人材を育てていきたい。
企業では、売れない商品を作っていては、誰も買ってはくれない。
大学は、企業が欲しがる学生をマーケットに送り出さないといけない。
学歴で飯が食える時代は終わっている。
今は閉塞感が漂う時代であるが、できるだけ物事の明るい面を見て、やる気と可能性を懸けて、
新しい世の中を切り開いていきたいと。》と述べています。
日本電産の経営理念を調べて見ました。「三つの経営基本理念」として、
1・最大の社会貢献は雇用の創出である
2・世の中でなくてはならない製品を供給する
3・一番にこだわり何ごとにおいても世界トップを目指す、とありました。
そして「三大精神」として、
1・情熱・熱意・執念、
2・知的ハ―ドワーキング
3・すぐやる、必ずやる、出来るまでやる、とありました。参考にしたいと思います。
今日の発句は
『皓々と 有明の月 海ほたる』
『一木を 黄色に染める 大銀杏』
平成最後の年末も後1カ月余り、悔いのない一日一日を積み重ねて参りましょう。
今週も<お陽さま顔出し『ワッハッハ!』>ハッピーワーキングで元気に行こう!
――2018・12・4ーー
全国のみなさんお早うございます。心のハイタッチを送ります。
平成最後の年の瀬も後20日余りです。
このところ世界では、混迷する国際環境の中で、協調と共生の道を探る重要な会議が相次いでいます。
先週はアルゼンチンでの「G20サミット」、現在はポーランドでは温暖化対策のための
「COP25」が開催されています。
いずれも、21世紀のこれからに大きな影響をあたえるものです。
さて今国会では、入管法案改正案が衆議院で可決され、参議院で審議中です。
これについて、毎日新聞に書かれた論説の要点を紹介します。
《日本はすでに、多くの産業が外国人労働者に支えられています。
急速人口減少で、産業も地域社会も外国人の存在なしに維持できなくなりつつあります。
統計によると2017年の外国人労働者数は約127万人で、5年でほぼ倍増しています。
今回の政府案では、今後5年間で35万人増加を目指すとしていますが、その程度の増加で今後の人手不足が解消するはずもない。
今回の改正案に見る現在の技能実習生制度と留学生の活用の拡大と云う一時凌ぎの策では、とても追いつけないはずです。
国の形を左右する重大法案にも関わらず、中身が曖昧であり、人手不足を補おうとする
短期的な穴埋め策では、必ず将来に禍根を残すことになります。
煩雑な就労ビザ取得手続き等時代の変化に対応出来て居らず、日本で働く意欲を持つ外国人材が、
本当に活躍できるきめ細やかな本格的な制度設計が必要である。
これまでのように、労働力として使い捨てるのではなく、社会的諸権利を保障された存在として
、優秀な外国人を進んで迎え、その力を取りこんで新たな日本の国作りに挑むべきである。》と。
全く同感です。審議の行方を注目したいと思います。
今日の発句は
『暖冬や 鳩の啼き合う 歩道橋』
『フェアウエーを 急かせる釣べ 落としかな』
『黄葉は 陽の差す方から 落ちていき』
今週も<お陽さま顔出し『ワッハッハ!』>でハッピ―ワーキング致しましょう!
ー―2018・12・11ーー
全国のみなさん、お元気ですか。心のハイタッチを贈ります。
皆さん、東京事務所は見事に変身しています。
事務所改革チームの皆さんに心から「有難う」を申し上げます。
SBFの更なる飛躍に向けての職場環境整備は整いました。
一人一人が気分一新して、前進を誓い合いたいと思います。
さて、先週末の12月8日は私自身忘れもしない「太平洋戦争開戦の日」でした。
昨日10日は「ノーベル賞の日」ですが、同時に「世界人権デー」でもありました
1948年(昭和23年)12月10日、第3回国連総会で、「世界人権宣言」が採択されて70周年です。ある新聞の社説の要旨を紹介します。
20世紀前半、人類は2度の世界大戦を経験し、無数の人々の人権が踏みにじられました。
その悔恨と反省、そして愚行を繰り返さないとの決意のもとにこの宣言は誕生しました。
『すべての人間が生まれながらに基本的人権を持つ』ことを初めて国際的に詠った宣言であり、法の下の平等や自由に生きる権利などが、30の条文でまとめられています。
この宣言を契機に、難民条約、国際人権規約、女性差別撤廃条約など数々の条約が生まれています。
云うまでもなく、日本国憲法も、この精神も基本とするものです。
一方で、今日もなお、世界には、人種や民族、宗教や思想、性別による差別など人権侵害は後を絶ちません。
世界人権宣言を学び、深めていくことが大切だと思います。
人権の保護と促進の基盤は、自分には大切な人権があると云う自覚と、他者にもそうした人権があると云う強い意識です。
グローバル化が進むなか、多様な国籍や文化背景、信条の人たちが共に暮らす現代社会だからこそ、
そのことを我が身に引き当てて考える事が重要だと思います。
世界人権宣言の28条に、「この宣言の掲げる権利と自由を実現させるのも、全ての人の権利である」と掲げられています。
私たちSBFも、人権を守る社会の先頭に立つ企業でありたいと思います。
今日の発句は
『冬曙 ダークマタ―に 満ちる空』
『廃校や 小鳥の声満つ 枯れ木立』
今週も<お陽さま『顔出しワッハッハ!』で元気に行こう!
ー―2018・12・14ーー
<新年度方針確認会総括要旨>
九州支店とオペレーションセンターの皆さん、
関西支店と広島サテライトオフイスの皆さん、
中部支店の皆さん、
東京本社と札幌サテライトオフイスの皆さん、
2018年の目標達成の大勝利、本当におめでとう。有難う。
皆さんのご努力、ご協力に、心から感謝申し上げます。
部門別の縦のラインと地域別の横のラインのマトリックス・ネツトワークが、市場適応能力の高い強靭な組織構造をつくりあげると思います。
益々のご健闘をお願いします。
私もこの会社にご縁を頂いてから、早いもので13年を超えますが、いま、この会社が
本当に、逞しい成長軌道にあることをひしひしと実感しています。
創業当時、夢と理想はあっても、その具体的な姿・形は全く見えていませんでした。
でも今、創業のころに抱いていた夢や理想が、具体的な形となって姿を現し始めているように強い手ごたえを感じます。嬉しいことです。
来年は、いよいよIPOに挑戦する、更なる飛躍の年です。
それぞれのチーム・メンバーが、プロの「フィールドマーケティング・コンサルタント」を目指して、
お互いに実力を磨きあげ、大活躍していただきたい。
迎える来年も、政治・経済の情勢は、依然として不透明で、大激動が予想されますが、
本日ここで、みんなで確認し、共有した基本方針を、誠実に、確実に実践し抜いて、
目標達成の連続勝利を実現致しましょう。
――2018・12・26日ーー
全国のみなさんお早うございます。心のハイタッチを送ります。
大阪支店、名古屋支店の皆さん、先週は激励訪問させていただきありがとうございました。
みなさんの元気で活躍されている姿に頼もしく感じた次第です。
今年最後の全体朝礼です。
この1年の皆さんの懸命の御努力で、2018年の大勝利の成果を上げる事が出来ました。
改めて心からの感謝を申し上げます。有難うございました。
尚、新年からは、各役員が交代で朝令スピーチを行う事になりますので、宜しく御期待ください。
今日は『プロ野球の日=ジャイアンツの日』です。
1934年(昭和9年)のこの日、米大リーグと試合をするため『大日本東京野球倶楽部=読売ジャイアンツの前身』が創設された日。
毎日新聞に掲載された元日経ビジネス編集長・永野郁二(69才)さんの「日産ゴ―ン事件の本質」に付いてご紹介いたします。
《結論から言えば、「強い指導者への過剰な依存は、必ず組織を腐らせる」ということだ。
ゴ―ン氏の日産入りは1999年(平成11年)。
2005、6年ごろまでの7~8年間は、優れた経営改革者として高い評価を与えることができると思う。
その頃、何度も直接インタビュウ―したが、ゴ―ン氏は輝いていた。
それまで誰にも出来なかった日本型経営の古いシステムを壊したからだ。
だが2010年ごろから先は、より専制的になり、次第に腐っていったと思う。
しかし、ゴ―ン氏独りの所為だけには、できないのではないか。
日産は、経営組織として、もっと早く手を打つことが出来たはずだからである。
日産の経営陣は、ゴ―ン氏の不正を認識していても、自力では排除できず、検察という(国家権力)に頼ったのは、経営の自治能力の欠如(=コーポレート・ガバナンスの欠如)であり、そこに問題の本質がある。》
司法の判断がどう出るのか予断は許しませんが、行く末を注目し、以って他山の石としたいと思います。
今日の発句は
『年の瀬や 大阪駅を 照らす月
『凍天に 月の欠け行く 師走かな』
『遂に来し トランプリスク クリスマス』
今年も最後まで、<お陽さま顔出し『ワッハッハ!』>で元気に行こう!
『鈴木貞夫年譜・2018年度第4四半期②』
11月度
6日・役員MT
8日・第153回SCゴルフ会(紫CCあやめC)
13日・役員MT&拡大役員MT
17~18日・中期計画会議参加
20日・役員MT
25日・ローソン元気杯ゴルフ会
27日・部門長会議
拡大役員MT
28日・取締役会
監査役協議会
12月度
4日・役員MT
6日・一橋一木会(如水会館)
7日・新入社員オリエンテーション
11日・役員MT
13日・第154回SCゴルフ会(千葉CC川間C)
14日・SBF新年度方針確認会及び忘年会
(忘年会風景)
17日・取締役会
監査役協議会
20日・関西支店訪問
21日・中部支店訪問
SC忘年会(吉池)
26日・部門長会議・
九州支店訪問
27日・SBG納会 以上
(以下次号第39回に続く)
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