日本チェーンストア協会「7月の販売概況」を発表

      執筆者:編集部

日本チェーンストア協会は会員企業社62社、7,858店舗における7月度の販売動向を発表した。総販売額は10,503億円、店舗調整前96.7%・店舗調整後98.8%。7月は生活者の節約志向が続く中で、後半は猛暑により夏物商品を中心に動きが良かったものの、前半の天候不順による落ち込みをカバーするまでには至らず、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は1.2%のマイナス(20ヵ月連続)となった。商品別には、食品では飲料、アイスクリーム、麺類、衣料品では機能性肌着、水着、住関品では扇風機の動きが良かった。お中元は乾麺、飲料、酒ギフトの動きが良かった。農産品は、野菜は相場高でレタス、ホウレン草、ねぎ、トマト、ピーマン、ニンジン、大根、キャベツ、はくさいは好調。果物はオレンジ、りんご、スイカは好調だが、バナナ、桃は不調。畜産品は焼肉関連を中心として豚肉、国産鶏肉は好調だが、牛肉は不調。ハム・ソーセージ、ベーコンの動きは鈍かった。水産品はイカ、アジは好調だが、マグロ、冷凍エビは不調。刺身は不調。土用の丑の日のうなぎは曜日周りは悪かったが好調。塩鮭、開き物は好調だが、魚卵は不調だった。惣菜は温惣菜は揚物、中華は好調だが、スナックは不調。要冷総菜はサラダなど洋惣菜は好調だが、和惣菜は不調。寿司・米飯の動きは良かった。その他食品は飲料、洋酒、第3のビール、素麺、つゆ、ラー油、フルーツ缶詰は好調だが、米、調味料は不調。菓子は梅干し、塩キャラメル等熱中症対策商品を除き不調。洋風デイリーはアイスクリーム、ヨーグルトは好調だが、冷凍食品は不調。和風デイリーは冷やし麺、ところてん、豆腐は好調だが、漬物、練製品は不調。パン類の動きは鈍かった。