農水省「農林水産物など食品輸出額1兆円を突破」

      2022/02/05   執筆者:編集部

2021年度日本の農林水産物、食品の輸出額が初めて1兆円を超え、1兆2385億円(前年比25、6%増)となった。農林省は1兆円越えが一つの目標だったこともあって成果を強調した。好調の要因は世界的に新型コロナウイルスの蔓延が続く中、消費者ニーズの変化に対応した、小売店向けやEC販売等の新たな販路への販売が堅調だったこと、中国や米国等の経済活動が回復傾向に向かい、外食需要も回復してきたことなどを挙げた。日本政府が政府一体で進めてきた輸出拡大の取組(輸出証明書の円滑な発行、牛肉処理加 工施設や水産加工施設等の整備、輸出先国との規制交渉の進展、見本市・商談会の開催、輸出先国でのプロモーションなど)も輸出を後押した、コメント。輸出額の増加が大きい主な品目はホタテ貝、増加額325億円(増加率104%)、牛肉238億円(86%)、ウイスキー190億円(70%)、日本酒160億円(66%)、青果物83億円(28%)、ぶり74億円(43%)、ソース混合調味料70億円(19%)、減少した品目なまこ△36億円(△34%)、魚油△22億円(△42%)、貝柱調製品△12億円(△17%)、鶏肉△8億円(△37%)。輸出額の増えた国別でうぁ中国570億円、アメリカ491億円、台湾264億円。減少した国チリ△21億円、ロシア△7億円、米領サモア△3億円。