【12月号】小金井市で「馬込三寸人参」初デビュー
執筆者:編集部2
今年も東京都小金井市では、小金井産江戸東京野菜を使った秋のフェアが11月13日(土)~11月28日(日)まで「2010秋の黄金丼(こがねどん)フェア」と銘打って行われました。
今回は、和・洋・中・エスニック・和菓子など、総数31の参加店舗が腕を振るいました。実行委員として関わっておりますが、年々市民の方々にも認知され、小金井市での年間行事の一つと数えられるようになりつつあるのではと、感じ始めています。
また、今回は小金井では初デビューの「馬込三寸人参」が登場し、各参加飲食店の丼に色を添えました。味も良く、とても上々の好評を得ています。
私も期間中には、小金井市主催の「江戸東京野菜料理教室」で、丼を中心とした江戸東京野菜を使った料理の講師をさせていただきました。
今回のフェアのテーマが「丼」でしたので、江戸東京野菜の伝統小松菜・亀戸大根・馬込三寸人参を使った「江戸東京野菜のナムル丼」と、大蔵大根を使った「大蔵大根とベーコンのスープ煮」、しんとり菜を使った「しんとり菜と柿のサラダ」、金町こかぶを使った「金町こかぶと厚揚げの味噌炒め」をご紹介しました。オプションで、「馬込三寸人参の煮物」「馬込三寸人参の葉の胡麻和え」「馬込三寸人参と大蔵大根・亀戸大根の浅漬け」などもお出しして、江戸東京野菜を余すところなく、堪能して頂きました。
また、野菜の1日の摂取量の目安である350gも、今回のメニューでは、オプション料理も入れると1食で楽々クリアしてしまいました。普段のお食事の中では、メニューをばらして活用いただくことで、1日の野菜の目標摂取量をクリアできますので、是非ご活用いただきたいと思います。
今回は、料理教室でもご紹介しました「江戸東京野菜のナムル丼」をご紹介いたします。
● 江戸東京野菜のナムル丼
<材料> 4人分
・亀戸大根1本(150g位) ・馬込三寸人参2本(150g位) ・伝統小松菜1束(200g位)
・卵2個 ・ご飯4杯分 ・胡麻油 少々 ・ゆず胡椒 適宜
・野菜の和えだれ(・塩小さじ1 ・鶏がらスープの素小さじ1/2 ・すり胡麻大さじ6 ・ごま油大さじ2)
<作り方>
1.亀戸大根と馬込三寸人参は、皮付きのまま千切りにし水にさらす。水気を切って、それぞれ別々に少量のごま油で軽く炒める。
2.伝統小松菜は、茹でて水に取り、水気を絞ってから2cm位の長さに切る。
3.卵は茹でて皮をむき、半分に切る。
4.野菜の和えだれは、塩、鶏がらスープの素をごま油で溶かしてから、すり胡麻を加えてよく混ぜる。
5.4を3等分して、亀戸大根、馬込三寸人参、伝統小松菜それぞれと和える。
6.器にご飯を盛り、ごま油少々を回しかけ、上に3種の野菜を彩りよく盛る。
7.野菜の真ん中にゆで卵をのせ、ゆず胡椒を添える。
☆酒井文子の江戸東京野菜レシピバックナンバーは、 こちら→https://fv1.jp/blog_sakai/backnumber.html
☆大竹道茂江戸東京野菜ネットは、 こちら→https://fv1.jp/chomei_blog/?author=5
☆江戸東京野菜通信「大竹道茂の伝統野菜に関する情報」は、 こちら→ http://edoyasai.sblo.jp/
☆ NPO法人日本食育ランドスケープ協会「心と体にやさしい野菜アレンジ」
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