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第74話 藤原山蔭「四条流庖丁式」

   「伴大納言絵詞という絵巻物がある。常盤光長という絵師が描いたとされているが、内裏の応天門が燃えた事件の一部始終が描かれてあることで有名である。  応天門が放火され、炎上した事件は平安末期の866年に起こった。むろん…

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第73話 『四條流庖丁書』

 食の思想家たち二、多治見貞賢    「四條流」の起源は、藤原山蔭(四條中納言、824-888)が、光孝天皇の勅命により庖丁式(料理作法)の新式を定めたことに由来する。そもそも朝廷の料理は、磐鹿六雁命の末裔高橋氏が内膳司…

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第72話 神田神社「四條流庖丁式」

   神田明神の祭神は平将門様(~940)、大国様、恵比寿様である。そのうちの大国様は〝農〟の神、恵比寿様は〝漁〟の神というわけでもないだろうが、この三神に毎年三つの食が奉納される。五月の神田祭に執り行われる(一)献茶式…

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第71話 男と女の「美食倶楽部」

  ☆二つの「美食倶楽部」  春の皇居を訪れると、桜の花びらが牛が渕の水面を覆い尽くして美しい。こんなときは《桜切り》など食べてみたい。と思って、九段の蕎麦屋さんに立ち寄って、食べ終わってから外に出るともう陽が落ちていた…

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第70話 鴎外の茶目っ気蕎麦

 蕎人伝 ④森鴎外   ☆二人の「小倉日記」  故郷の佐賀に帰っているとき、街中で小学校時代の同級生とばったりあった。  ちょうど昼刻だったので、「昼食でも」ということになった。辺りを見ると、松川屋がある。「よかろう」と…

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第69話 練習問題「草上の昼食」

   夢の島で、草上の蕎麦を食べながら、次の練習問題を考えてみた。  《練習問題:マネの「水浴」が「草上の昼食」という題に変わったのはなぜか?》    エドゥワール・マネ(1832-83)の「草上の昼食」(1863年)に…

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第68話 草上の蕎麦

    ☆夢の島そば   東京に夢の島という処がある。その中にある熱帯植物館の舘長は6年くらい前から、1,200坪ぐらいの畠に蕎麦を撒き始めた。元々舘長は、茨城の金砂郷で蕎麦栽培をおこなったり、蕎麦打ちをやったりという蕎…