アサヒビール「福島工場の出荷エリアを拡大へ」

      執筆者:編集部

アサヒビールはこのほど、東日本大震災で被災した福島工場(福島県本宮市)の増産体制が整備されたことから、5月上旬から青森、岩手、宮城、秋田、山形、新潟の各県への出荷を拡大、順次エリアを拡大すると発表した。福島工場は東日本大震災で被災して以降、製造を中止していたが、製造ラインの一部復旧に伴い、昨年10月3日から仕込み作業を再開し、11月25日からは一部商品の出荷を開始していた。製造再開にあたっては福島工場専用のゲルマニウム半導体検出器を導入し、製品検査体制を強化。使用する水については毎日、原材料については受け入れの都度、さらに最終製品として完成した段階で、品質を確認した上で出荷している。