パルシステム「産直こめたまご」の飼料用米配合を20%以上に増量

      執筆者:編集部2

パルシステム連合会は4月から、えさに飼料用米を配合した「産直こめたまご」で、飼料用米の配合比率を従来の「10%以上」から「20%以上」へ向上させることを決定した。パルシステムでは、食料自給率の向上や地域資源の循環などを目的に、遊休農地で飼料用米を栽培し畜産飼料に配合する「耕畜連携」を進めている。「産直こめたまご(6個入り税込み198円)」は2010年、米の飼料に占める配合比率を「10%以上」として発売。しかし、トウモロコシ相場の高騰など飼料をめぐる環境の変化や流通、飼育の工夫を進めることによって、価格を据え置きながら配合比率を20%以上とすることに成功。使用率が倍増することにより、たまごの給餌分だけで年間合計約1700ヘクタール、東京ドーム364個分の遊休農地が田んぼとして活用されることになる。