第938話 街を食べる

                                              ~ 美味しさの秘密 ~  『月刊日本橋』の社長さんを浅草の「蕎亭大黒屋」というお蕎麦屋さんにご案内しました。  お店に行くには銀…

第937話『今昔芋粥物語』

 作家の大岡玲先生ご夫妻と麻布の更科堀井でお蕎麦を食べる機会があった。  そのときに『今昔物語集』を訳したとのお話をうかがったので、買い求めて読んだ。  その中に『利仁将軍が五位の侍に芋粥をご馳走する話』(平安時代の作)…

第936話 蜜の触味

~ 美味しさの秘密 ~  ここのところ蜂蜜との縁が続いています。  最初は、江戸ソバリエの岩波金太郎氏から、彼の著書『はじめての自然養蜂』をいただいたことでした。  彼は1997年から日本蜜蜂の飼育を始め、2010年には…

第935話 美味しさの秘密

 ソバリエの北川さんや美季さんたちに誘われて、江戸ソバリエ十楚の会の蕎麦会に参加した  蕎麦は十楚の会の会員さんが打ち、料理のほとんどは北川育子さんが準備された。  並んだ料理は、ご覧の通り日本、韓国、中国、タイ、メキシ…

第934話 五感に美味しい

第29回 更科堀井の会 更科蕎麦と江戸野菜を味わう 春の会  今回は「更科堀井のやさしいつゆ」が活躍しました。 鰹漁獲を考慮した鰹節を使わないのに鰹風味のつゆですが、この「やさしいつゆ」が食卓に一本あれば便利です。くわえ…

第931話 2回の救急車騒動から

☆1回目  夕方7時ごろだった。   その狭い歩道には電信柱が立ち、店の看板も置かれている。そのうえに駐車場のある所は歩道が車道に向かって斜めになっているから、自動車にはやさしく、車椅子の人には酷な歩道だった。ただ段差を…

第930話 鴨が葱背負ってⅡ

☆菊谷の《鴨の肝のペースト》  昨年の暮、巣鴨「菊谷」の兄貴さんの店国分寺「菊谷」がオープンした。  なので、ソバリエのsoba walkの会で行ってみようということになった。  店の場所はだいたい分かっていた。北口から…

第929話 オトコの最期

★昨年の暮だった。  盟友の小林照男さんからパスタ製品のセットが送られてきた。  品物がパスタである理由はすぐに解かった。彼が信頼する婿殿の会社の製品だからである。   婿殿のお名前は副島さんとおっしゃって、その会社の社…

第928話 未来味覚の予感

「第28回更科堀井 秋の会」から  令和6年11月、「第28回更科堀井の会~更科蕎麦と江戸野菜を味わう秋の会」が開催されました。   この度は、総本家更科堀井九代目当主の堀井良教様が「令和6年度 現代の名工」に選ばれまし…